熊本地震 震災ミュージアム KIOKU

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こんにちは。

今日は、今年訪問した「熊本地震 震災ミュージアム」の施設のKIOKUの紹介です。

2016年4月に発生した熊本地震は、震度7の揺れが28時間以内に2度発生するという、歴史上、例を見ない大規模災害でした。今回の訪問で、最大の被災地の1つである益城町を訪問しましたが、新しい建物だらけで、当時被災して解体された建物が如何に多いかを実感できました。

2023年7月に旧東海大学阿蘇キャンパス内に、KIOKUという展示施設がオープンしました。旧東海大学阿蘇キャンパスは、熊本地震で大きく被災、震災遺構として残して見学出来るようになっています。KIOKUはその中に新築された展示施設です。よく震災ミュージアムと混同される方がいらっしゃますが、震災ミュージアムは正式名称は、「熊本地震 震災ミュージアム 記憶の回廊」といい、熊本地震の記憶を未来へ遺し学ぶ回廊型フィールドミュージアムで、周辺の震災遺構を含めています。といってもKIOKUを含む旧東海大学阿蘇キャンパスは、その中核拠点施設であるには変わりがありません。

木造平屋建てで、大きな弧を描いたような長い建物です。周囲の地盤に合わせて高低差がある素敵名建物です。ただ雨がかりがあり、木が露出しているので大丈夫だろうか?という若干の不安が残ります。事実、オープンすぐに訪問したのですが、既に露出部の木が若干変色していました。メンテナンスしながら末永く公開してほしいものです。あと、山奥にあり、近所の駅も遠いので、実質車で行くしかありません。私は熊本駅付近でレンタカー(正確に言うとタイムズカー)を借りて、訪問しました。近くには阿蘇山など観光地もあるので、一緒に回りたいものです。ちなみにレンタカーで朝借りると渋滞に巻き込まれることがあるので、いつでも借りられるタイムズカーを超早朝に借りて早朝に行ったので、渋滞に巻き込まれず快適でした。県外から来る人の為に、もう少し交通を整備してほしいところですが、そもそも震災で道路なども壊れたままのところもあり、まだまだ難しそうです。

展示は、シンプルかつ見やすいです。見学にはそれほど時間がかかりませんが、あらためて熊本地震の、怖さを理解できます。またどのような地域でどれくらいの被害があったのか?などもわかりやすく被害が震源を中心に円を描いたように広がるわけでもないことが理解できます。改めて凄い地震なんだと思いました。

この建物の他に、敷地内には旧東海大校舎の被災状況を見学出来るほか、断層の保存状態が見られる展示などを見学できます。

地表地震断層

敷地内にはマンガのワンピースのNICO ROBINの像が立っています。普通正面から撮ると背景はきれいな山で震災遺構には見えませんが、後ろから撮るとこの通り

ロビン像

旧東海大学の校舎と、断層を展示している緑の屋根が入り、非常に大きな揺れに見舞われた地点に立っていることを実感できます。旧東海大学の校舎は被災状況が分かりやすいように切断し、補強し安全に見られるように配慮されていて、とっても勉強になります。

熊本訪問時には、他にもいろいろと見て来ました。現在整理中で冬休みに動画も含め公開できると思います。ぜひ見て頂けたらと思います。

KIOKU

阿蘇郡南阿蘇村河陽5343番地1 休館日・開館時間はホームページをご覧ください。

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