2025年4月の4号特例縮小(建築基準法改正)は、ただ単に壁量計算を審査されるというだけでなくルール変更も多く、既存の壁量計算ソフトも使えなくなります。また手計算でやるにも、プランニング段階で素早く壁量を検討したい、との声に応え「壁量電卓」の開発が始まりました。広告入りですが無料で使うことができます。(その他のアプリはこちら)
このアプリは、株式会社なまあず本舗が本ホームページにて公開しております。制作は「Catfishなおうち」が行っております。
ブラウザは、Chromeを推奨します。他のブラウザでも動くと思います。パソコン上からの操作のみ可能です。このアプリを使ってのいかなる損害も保証しませんのでご了承ください。
壁量電卓 Ver.4 Free起動(広告付きバージョン)5/23公開
Ver.3の機能はそのままに、N値計算を起動できるようにしたもの
旧バージョン(特別なことが無い限り最新版をご利用ください)
壁量電卓Ver1起動(旧版・平屋の検討が楽にできます。シンプルな操作性)
壁量電卓Ver2起動(5月2日更新 2階建て対応。Ver.2.5はVer.2と基本機能は変わりませんが、柱負担ビューアを起動できるようになりました)
壁量電卓 Ver.3.23 Free 起動(広告付きバージョン)
今までの機能を全搭載したバージョン。壁量計算(地震・風)、4分割法の検討、簡易帳票印刷機能を搭載しています。
特徴
・WEBベースで開発され、ブラウザで使うことができます。インストール等は不要です。また無料で使うことが出来ます(広告あり)。
・建築計画の初期段階で、CADライクの入力で存在壁量と床面積を出すことができます。
・表計算ツールや早見表で出した必要壁量の係数を入力することによって、必要壁量を満たしているか?確認することができます。
現時点でできること
Ver.1(2025年3月30日公開)
・一層のみ検討できます。複数検討する際は、別ウインドウを開いて検討してください。
・保存ができますが、保存ボタンを押すと自動ダウロードされます。フォルダは選べません。ファイル名は変更できます。開くときは、そのファイルを開くと作業状態が復元されます。
Ver.2(2025年4月14日公開)
・二層の入力・検討・保存が可能になりました。
・印刷で印刷用アプリを起動して、保存したファイルを読み込み、物件名を入力すると印刷できます。
Ver.1とVer.2のファイル互換性はありません。気に入ったほうをご利用ください。
Ver.2.5(2025年5月2日公開)
・基本機能は変わりません。
・柱負担ビューアを起動できます。壁量電卓の保存ファイルを柱負担ビューアで読み込み、柱を入力するとリアルタイムに柱負担範囲とその面積が表示されます。
Ver3.0(2025年4月末)
・壁量計算の基本機能を実装するために作成(非公開)。本体のみのコードで
Ver.3.23(2025年5月4日公開)
・見付面積を手入力による検討、4分割法の検討や、簡易な壁量計算書を出力できる高機能バージョン。
Ver.4(2025年5月23日公開)
・本体は、3.23と同じ。N値計算アプリを起動できるようになった。壁量電卓本体で保存したファイルをN値計算アプリで読込、柱と筋かいを入れるとN値計算ができる。印刷も可能。
今後の予定
・5月20日の講習会の結果を受けて、Ver5を6月に公開予定です。Ver.4で必要機能はとりあえず実装したので、Ver.5は、完成度を高めていきます(帳票・安定性・操作性の向上など)
<使い方>
リンクをクリックして壁量電卓のアプリ画面を起動します。基本ブラウザ上で動きます。

広告が入っています。画面の左右および下。また上部にPRと書いてあるとろにもあります。予めご了承ください。
【ファイルメニュー】
解説ボタンでこのページが開きます。読込ボタンで、保存したファイルを読み込みます。保存ボタンで保存します。保存は「名前.json」といったファイル名で保存されます。名前を変更してもいいですが、拡張子jsonは変更すると開けなくなります。保存場所は直前の操作フォルダになるようですので、御確認ください。保存箇所を指定できません。
【壁の入力・消去】
グリッドに、左クリックで始点、右クリックで終点、最後に壁倍率の数字を入れて耐力壁の入力となります。柱は本バージョンでは不要です。消したい場合は、数字の上を右クリックして消します。入力するとXYに分けて合計壁量がリアルタイムに集計されます。
【床の入力・消去】
グリッドに、左ドラッグをして、面積を入力します。長方形状に入力し、重複はできません。複雑な形は、複数の長方形をつなげて作ってください。二区画などに分割されてない一括の形を作ってください。こちらも面積体の上で右クリックして消去できます。面積もリアルタイムに集計されます。
【係数の入力】
表計算ツールや早見表で算出した係数を入力しまさす。面積、壁が入力されていれば、必要壁量が自動計算されます。本アプリは、1,2階の区別はありません。それぞれ毎に計算し、OKかどうかを判断します。
【判定】
壁、床、係数を入力すると、必要壁量と、X、Y方向のそれぞれの壁量が計算され、その面積・係数での必要壁量をクリアしているかどうか?自動判定します。青字でOKが出ていればクリアしています。赤字でNGになっていれば、壁量不足です。本バージョンではバランスの検討がありませんので、バランス良く入力してください。後日バランスの検討ができるバージョンを公開予定です。
【グリッド操作】
グリッドは、追加したり、削除したり、グリッド名を変えたり、間隔を変更できます。
グリッド名の上で、左クリックすると、「名前の変更」「削除」「軸追加」のメニューがでます。それぞれ変更できます。軸追加は右のみ可能です。
グリッド間隔(0.910)などの上でダブルクリックすると、グリッド間隔を編集できます。ENTERキーで確定されます。
【その他の操作】
Sキーを押すと、画面が縮小され全体を見やすくなります。もう一回押すと戻ります。縮小時には編集できません。
【壁量電卓 柱負担範囲リアルタイムビューア】
壁量電卓のデータを使って、柱を追加入力すると、リアルタイムに柱の負担範囲が計算される外部アプリです。壁量電卓のデータが必要です。Ver.2.5から起動することができます。整形の建物はきちんと計算できるはずですが、不整形なものはまだ未検証です。
【Ver.3では】5月公開済
見付面積の手入力による検討や、4分割法の計算が加わり、印刷機能も壁量計算書っぽくなり、大幅に強化されています。計測は計測モードで行う仕様に変更になりました。大幅に機能アップしたためバグなどもあるかもしれません。
【Ver4では】5月中旬公開済
N値計算を実装し、木造2階建ての壁量計算・バランスの検討(4分割法)・N値計算という必要機能が揃うことになります。