おはようございます。
昨日、1級建築士試験の合格者発表がありました。台風のせいで地域によっては受験日が12月になったので、全ての合格者数が固まるのは2月となります。
まずは合格者の皆様、おめでとうございます。
さて、そんな日にこんなニュースが飛び込んできました。
大和ハウス工業が社員による技術検定の実務経験不備を報告(新建ハウジング)
はい。恐れていたことが起きました。恐らくは個人レベル、部課内レベルでは・・・・と思われていましたが、ここまで組織的かつ大規模な資格偽装は前例がないです。というより長年、杜撰な管理が行われていたとみられ、社内でももしかしたら違反しているということに気がついていない人がいたのかもしれません。この会社の常識?なのでしょうか?世間では非常識です。
実務経験が必要な資格は、建築士などもあります。ちなみに私は他業界からのトラバーユ組なので、違反しているのでは?と指摘を受けますが、実務経験をきちんと満たして受験しています(二級建築士受験まで7年かかった)。私の周りはみんなそうです。ただ念のため、入社面接のときに、疑わしき経歴がある方には確認しております。私が社長になってからの社員は、そもそも新卒が多く、入社時未資格者ばかりです。建築系新卒者は初年度から受験資格を持っていた人ばかりですし、1級建築士受験者は、2年間の実務経験を確認しております。
どうも、資格至上主義で取れれば良いと考えている人が多くいるようです。偽装じゃなくても、試験問題だけに注力して実務能力をおざなりにしている人も多く見かけます。自信を持って実務に臨める実力をまずは付けるべきで、資格はその証明の1つに過ぎません。
資格受験する際は、要項を良く理解してからにしましょう。会社や上司のせいにしても遅いです。自己責任の時代ですから。