おはようございます。
1月ももう終わりですね。早いものでもうすぐ節分です。豆まきの準備はできましたか?
さて、なまあず本舗では、新年から多くのお仕事を頂いております。4月着工の現場は順調に進んでいます。府中市のE様邸の耐震補強はほぼ終了しました。あと外装で終わりです。助成金を使った評点1.0確保の案件ですが、非常に良い補強になりました。三鷹市のE様邸も順調に進んでおります。小平市のI様邸も助成金を使った補強で、こちらも期日内に終わりそうです。八王子のU住宅も耐震補強が終わり現在リフォームの工事を行っております。そして今週始まった三鷹市のY様邸は、複雑な形状の建物の耐震補強です。現場との連絡を密にして順調に進んでおります。
さて、耐震補強でよく聞かれるのが金額です。耐震補強はケースバイケースで、さらに数年金額が上がってきており、なかなか適切な目安金額を申し上げにくいです。今年の案件でいえば、E様邸とU住宅は200万円を切っていながら評点1を超える補強が出来ています。といってもE様邸は平屋で屋根軽量化実施済みだったのでそれほど評点が悪くない物件でしたし、U住宅は新耐震で、筋かいがいっぱい入っている物件でした。古くて筋かいが少ない建物だとやはり金額が高くなります。
本格的に助成金を使った補強工事を行う場合、400万円を超えてきます。昨年のケースでは、400~1200万円といったところでしょうか?400万はかなり幸運なケースだったと思います。まあ、昨年は一部の案件が大きめの住宅だったり、屋根の葺き替えが多かったこともあって金額が高くなってしまったこともありますが、普通に考えると500万は、と思っておいたほうが良いかもしれません。
耐震補強の助成金は、自治体によって大幅に変わります。新宿区のように数百万でるところから、小金井市のように60万円というところもあります。また助成を受けるには、設計事務所の監理を求めているところもあり、その金額も結構高く、助成金は補強設計・監理費で消えてしまうこともあります。耐震助成金は、質の良い診断・補強をきちんと行おうと思うと金額がかかるので、それに対して補助をする感じと捉えた方がよく、安価に行うためのものではないと感じております。我々も安かろう、悪かろうを進めるつもりはなく、きちんと耐震補強設計から、工事完了までしっかり仕事をさせていただきたいと思っております。そのため時間がかかってしまうこともありますので、そこはご了承いただければと思っております。
昨年の能登半島地震の影響や、阪神大震災から30年ということで、耐震補強に関する興味が高まっている時期かと思います。耐震診断・補強をお考えの方は、早めにご相談いただければと思います。