東日本大震災から13年

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おはようございます。

今日は3月11日。東日本大震災が発生した日。もう13年も経つのですね。

想像を絶する津波と原発被害など、記憶に残っていると思います。すでに13年。最近は東北の被災地に目を向けることも少なくなってきていると思います。毎年この時期になると、テレビ・ラジオで特集が組まれ、現状を知ることができます。是非ご覧いただき、今後も含めて考えて頂ければと思います。

毎年書いているので、今回は当事務所での仕事の影響を書かせて頂きます。

さて、当日はともかく、思い出すのが計画停電。原発のストップにより電力不足になり、計画停電が実施されました。私の事務所でも業務が止まったときのために、ノートパソコンを2台購入し、そのときに備えました。実際止まっている間もそのノートパソコンで仕事をしたものです。またインターネットが止まると言うことで、モバイル回線の契約もしました。当時は構造設計の仕事が多く、震災の建物的影響が少ない東京では、仕事をストップするわけにもいかなかったのです。被害がないから、大丈夫というわけでもないのです。幸い計画停電はそれほど長く続きませんでした。

しかし東北の津波の影響で、様々な物が入手できず、現場への影響が大きくなっていきました。特に構造用合板が無くなったことは、木造主体で設計活動を行っている当事務所には非常に影響が大きく、計画変更なども多くなり、大変でした。新築の計画はかなり影響がありました。受注も一時的にストップし経営にも影響しました。運が悪いことにその年の4月に2名採用が決まっており、仕事が無くなることとともに大きな影響が出ることが予想されました。しかし予想よりも長引かず、社員たちの頑張りもあり乗り切ることができました。当時を思い出すと、未だに背筋が凍る思いです。

その程度の影響で我々は幸いと思わなければなりません。被災地の凄惨な状況を考えると我々に起こったことなどたいしたことではありません。