こんにちは!
最近は、寒い日と暖かい日の差が激しいだけでなく
強風
がすごくて、なんだかな~と感じていると思います。まあ春ですから。
さて、今朝方、最大震度5弱の地震がありました。なまあず本舗も結構揺れました。
さて、よく聞く震度ながら、あまり知られていないのが震度5弱。阪神大震災以前の震度なら5はかなり強いイメージですが、震度5弱は、何か建物が倒壊とかいう被害を聞きませんね。実際は、どんなものでしょうか?
気象庁の資料をみると、「大半の人が、恐怖を覚え、物につかまりたいと感じる」レベルだそうです。ただ建物被害については何も書かれて折らず、棚から物が落ちたり、家具が移動したり、不安定な家具は倒れることがある・・・程度だそうです。なので建物の実質的な被害は、ほとんどないが、落下や転倒などの被害がでるかも・・・というレベルのようです。
震度5強になっても、建物は倒壊するような揺れではないようです。更に強くなって、ブロック塀が倒壊することがある・・・レベルのようです。よって、建物の被害がではじめるのは、震度6弱からです。実際は震度6弱だと、耐震性の低い建物は倒れるものがある、程度ですので、本格的に怖いのは震度6強・震度7となります。この2つは倒壊する可能性がでてきますし、地割れ・地滑りなども発生します。もっとも震度は、地震計があるところの計測震度なので、地域全体がその揺れとも限りませんので、震度は目安ということになります。
たまにいるのですが、震度5強クラスでも倒れないようにという「ひかえめな」要望をしてくるお客様がいますが、そのレベルだと余程のことがないと補強しなくても倒れないことになります。やはり地震対策は震度6強以上で倒壊しないことを目指すべきです。
なまあず本舗設計室では、耐震診断において、震度6強でいきなり倒壊しないことを最低の基準として耐震補強を目指しています。もちろん経済的な理由その他で、その補強ができないこともあります。ただ建物の致命的な弱点を潰していけば、先ほどの気象庁の資料を信用すれば震度6弱では大丈夫そうなので、どうしても、ということであれば、そのレベルを目指して補強するのもありかもしれません。
最近の地震で、若干混雑し始めましたが、4月中旬以降は、まだ空きがありますので、耐震診断をお考えの皆様、ぜひご依頼くださいませ。