豪雨対策の玄関

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おはようございます。

昨日の都内のゲリラ豪雨は凄かったですね。私も外出していて、あと少しで巻き込まれるところでした。短時間であそこまで浸水するのですから、もしもう少し長かったらと思うとゾッとします。

道路や敷地から入口が低い場合、床下浸水・床上浸水しやすいです。最近はバリアフリーを考え、床自体が低い家が増えているます。年配者にとって、床や玄関まで高いと日々の生活にも響くので、どちらをとるか悩みます。

なまあず本舗設計室の企画型住宅のGuwuでは、災害面を優先して玄関の床高を敷地の高さからかなり上げています。まず基本の基礎高を370㎜程度としました。これだと長期優良の400mmよりも低く、急激なゲリラ豪雨だと心配になるかと思います。そこで、玄関の上がりを通常の床面と同レベルとし、基礎の欠き込みをなくしました。通常、玄関土間は地盤面よりそれほど高くしないのですが、Guwuでは玄関の床高を544mmと非常に高くしています。それにより、通常床高をそれほど高くしないのに、玄関内の浸水をかなり押さえられます。耐震的にも弱点をなくせますし。一般的に50㎝あればあまり浸水しませんから、そのあたりを狙った仕様です。

あまり来客が多くなくて、玄関框が邪魔だな~と思う方は、あえて段差を付けず、浸水対策するのも効果的かと思います。

玄関扉がだいぶ上についています

また雨水を溜めて、花などにあげたり、いざというときに使えるように雨水タンクを設けています。こちらは防災時にも役に立つので、お勧めです。

雨水タンク

住宅は、基本的にあまり奇をてらわないほうが、住みやすいのですが、これだけ環境が変わってきているので、従来通りというのもどうかと思います。設計事務所の注文住宅では、様々なことが試せますので、他で断れるようなことでも可能な場合があります。他にない仕様を、ということであれば、設計事務所に依頼するのも良いかもしれません。