木造住宅の設計の手間が増える改正法

この記事は約2分で読めます。

こんにちは。11月とは思えない暑い日々が続いています。といっても冬に向かっているのは間違いなく、あと1ヶ月もすれば冬至なので、否が応でもコートが必要になるでしょう。

さて、11月から国土交通省は、2025年の建築基準法・建築物省エネ法の改正説明会を開始いたしました。従来から聞こえていた内容が、変わっていたりとか、いろいろありました。ちょっと大変そうです。

というのも世の中で一番多い建築物といえば、木造2階建てだと思いますが、この木造2階建てのルールが大幅に変わるのです。まず4号特例というものが縮小され、木造2階建てには適用されなくなり、確認申請という手続きの手間が大幅に増えるのです。また、このタイミングに合わせて省エネ義務化となり、こちらの審査も増えます。よって、木造2階建ては、計画が終わってから確認申請を出して、着工するまでの期間が長くなりそうです。また今まで特例で審査されていなかった細かい部分などが増えてくるので、ベテランの設計者といえども、大変だと思います。

ただ、なまあず本舗設計室でみれば、あまり手間は変わりません。元々構造計算はほとんどの建物で実施していましたし、省エネ計算も外注も含めて多くやってきています。申請の細かなことはともかく、ほとんどが自前でできますし、環境も整っています。その一部を利用して、設計者からの外注も引き続き受け付ける予定です。

また今年、長年サービスを続けてきた「構造トレインNZX」を終了いたしましたが、新たに木造2階建て向けのメニューで、構造と省エネを同時に依頼できるシステムを考案中です。こちらも時期が来ましたら発表いたしますので、お楽しみにしていてください。

外注も受け付けるということで、そちらが専門だと思われるかもしれませんが、毎年数件の設計監理をしています。それだけだと独りよがりになりがちです。外の設計者とふれあうことで刺激があり、それを設計に活かすことも可能です。やはり経験は重要です。代願専門の設計事務所ではありませんので、安心してご依頼ください。