おはようございます。今日も雪がぱらつくかもしれません。今年は雪が多いですね。天候もめまぐるしく変わります。体調にはくれぐれもご注意してくださいませ。
さて、2月8日と9日に、立川断層帯トレンチ調査の一般公開がありました。私は残念ながら行くことはできませんでした。昨年末から実施されている調査では、立川断層の新たな側面が見えてきました。
今回の調査は、自動車工場跡地を使った大規模なトレンチ調査。長さ250m、幅20m、深さ10mと大規模な溝を掘って活断層の調査を行うという非常に興味深いものでした。
立川断層は、従来、逆断層型の地震が発生するタイプだと思われていました。これは従来の調査でそのような、ずれが確認されていたからです。しかし今回の調査で見つかったずれは、垂直であり、断層が横にずれたときに見られる痕跡なのです。つまり、立川断層は縦に動くだけで無く、横にも動く可能性がでてきたということです。
今後の研究成果を待たなければわかりませんが、従来の地震のシミュレーションが変わってしまう可能性があります。それにより想定地震動も変更があるかもしれません。
ただし、府中市も含む立川断層帯に近接する地域は、もし立川断層が動き地震が発生した場合、普通に考えても震度6以上が予想され、大地震になることは間違いありません。それが横であろうが縦であろうが被害がでることには変わりがありません。報道により一喜一憂するのはやめにしたほうが良さそうです。そもそも立川断層以外の未発見の断層が動く可能性だってあるわけですから。必要以上に騒ぎ立てる必要はないと思います。
本舗のホームページのアクセスも、キーワード別で立川断層が首位になりました。それだけ注目度が高いということですので、今回ちょっとだけ私見を述べさせて頂きました。詳しくは下記ホームページにて。