床が下がっていると感じたら

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おはようございます。ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか?私は耐震診断一件ありましたが、他は会社と自宅で過ごしました。オリンピックや経済などいろいろ問題・意見はありますが、唯一一致しているのは「自分は新型コロナウイルスにはかかりたくない!」ということなのではないでしょうか?この意識を強くもつことが大切なのではないでしょうか?更に「自分が感染していると仮定して自分の大切な周囲の人に感染させない」と対策を講じることができれば、世の中うまく回るのではないでしょうか?難しい問題も多いですが、遠くの見知らぬ他人のことを一喜一憂するのではなく、まずは自分の周りだけに目を向けて対策することが重要なのではないでしょうか?

さて、立て続けに、床が下がっている、床に傾斜がある、との相談がありました。これも流行なのでしょうか?(そんなことはありません)。床が傾斜していても普段は気がつかないものですが、気がつくと心配になります。すぐに来てくれ!みたいな方もいます。しかし・・・気がつくまでだいぶ時間があったはずですよね?その間に何も無かったわけないのに、無事でいられるわけですから・・・。

ということはともかく、床が下がっている場合の原因についてです。

一番多いのは、仕上げのフローリング等が劣化してきてたわんできたことです。これがほとんどです。特に昭和50年前後の正方形の木調の薄いフローリングで多く発生します。薄くて耐久性がないのに、下地がなく直接根太に打ち付けているからです。階段まわり、居室の前の廊下、洗面脱衣室などで多いです。地震で壊れるのでは?と相談を受けますが、実際は、耐久性の問題で床が抜ける危険はありますが、地震はあまり関係ありません。普通にリフォームで床を直せばOKです。やはり揺れるのは精神衛生上よくありませんから。

次に多いのが、床の留めつけミス、施工不良です。先日調査した案件は、柱の周りのフローリングは、釘などで留めつけなしでした。これではたわみます・・・。根太受けもなかったですから。何も知らない住人は梁が下がってきていると勘違いされていましたが、そう思うのも無理ないことです。これは下部から補強すればOKですし、床を張り直すときに根太など補強して床を施工すればOKです。

あとは、根太がたわむケース。これは上部に重量級のものを起き続けたケースです。重量級のものを取り去れば大丈夫な場合がほとんどです。傾斜が気になるなら直しても良いでしょう。

相談のうち8割は上記です(あくまで耐震診断主体の私の事務所の話です)。では残りの2割はどうでしょうか?

基礎の不動沈下によるものがあります。これは全体的に傾きます。1階2階の床が同一方向に傾いているときには疑ってみた方が良いでしょう。逆に2階だけ、とかの場合は他の原因を先に疑いましょう。不動沈下の場合は、修正には大がかりの工事が必要になってきます。何度か経験がありますが、あきらめてしまう方、引っ越してしまう方が多いです。

シロアリも可能性的にあります。シロアリで土台が食べられて上の柱が沈んできているケースです。雨漏り、風呂からの漏水でも似た現象が発生します。特に進行中の場合は大きな被害につながるケースもありますので、早めの対応をお勧めします。

梁がたわんで・・・というのは意外と少ないです。テレビ等でビー玉を転がすショッキングな映像が良く流れますが、正直ビー玉程度でしたら、多くの家で転がりますよ。そのほとんどは欠陥とは異なりますのでご注意を。梁がたわむより、梁の取りつけ部分の不良で、というのが多いです。両者は直すのに専門的な設計技法が必要です。素人考えで補強するととんでもないことになる場合がありますので、必ず専門家に相談しましょう。

気になり始めたらご相談ください。何も無かった・・・という結果も多いのですが安心にもなりますから・・・。