おはようございます。東京も本格的な冬を迎えました。寒い!!
さて、寒くても耐震診断はせねばなりません。きつい??と聞かれますが実は動いているので夏よりはるかに楽です。夏は・・・(汗)。
今週は、耐震診断だけで4件実施いたします。府中2件と世田谷1件と葛飾1件です。木造2階建てから、木造3階建ての共同住宅まで様々。長野で大きな地震が発生したばかりですからね。
なまあず本舗設計室では3名の診断員がいます。石塚と後藤と樋口です。石塚はツーバイフォーと木造、後藤はS造、RC造、SRC造、木造、樋口は木造です。それぞれ構造計算も出来る技術者ですので、意匠系だけやっている設計事務所の診断とはひと味違います。また場合によっては意匠の設計部隊にも手伝ってもらい、それぞれの長所を活かした調査も行っております。
さて、今週1件目は、世田谷の木造3階建ての診断。売買前に調査したいとのことで不動産屋さん立会で行いました。所有権も移転していないので非破壊の一般診断法で診断しました。そこそこ古く、検査済証、図面、計算書もないのですが、JIOの検査を行っており、非常にしっかりした作りでした。調査から調査速報まで半日程度と非常に素早く行いました。とりあえず非常に良い建物で良かったです。
今週2件目は、府中市K様邸。府中市の助成金を利用しての診断です。府中市では昭和56年以前に建てられた木造住宅の耐震診断・補強工事に助成金を出しています。なまあず本舗設計室は、この助成金対象の耐震診断を行うことができます。あまり耐震性を考えて作られた時代のものではない住宅で、ちょっと耐震性が不安でした。これから本格的な診断作業に入ります。
今週3件目は、本日府中市A様邸。こちらも府中市の助成金を利用しての診断となっております。今週4件目は葛飾W様邸共同住宅です。今年初めからメールで相談があり、ようやく診断できる状態になりました。共同住宅の場合、住んでいる人の了解も頂かねばなりませんので非常に診断を行いにくいです。住んでいる方のことも考慮して日曜日の診断となりました(通常は日曜日の診断は行っておりません)。
今のところ、今年最後の診断になりそうです。診断は現地診断に注目しがちですが、そのあとのパソコンの耐震診断ソフトでの診断、書類作成、図面作成にも時間がかかります。それでも木造は数週間ですが、鉄筋コンクリート造などは、場合によっては1年がかりということもあります。想像よりはるかに大変な作業となっています。正直料金的に高いな、と思うことはありますが、そう思われないように頑張って診断させていただきますので、よろしくお願いします。