こどもみらい住宅支援事業で補助額100万円!!

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こんにちは。朝が非常に寒さが厳しくなってきましたが皆様いかがお過ごしでしょうか?

現在、M様邸(府中市)の基礎施工が終わりました。こちらは長期優良住宅で耐震等級3の住宅です。ウッドショックで使える材料を押さえるのが大変な時期なうえ、斜線が非常に厳しいので高さ関係は非常に苦労して設計したものです。もうすぐ上棟でどんな感じになるのか?非常に楽しみです。またS様邸(国立市)の基本設計が始まりました。待望の新人も一人加わり、こらから盛り上がっていきたいと思っております。

さて、先週飛び込んできたニュース。「こどもみらい住宅支援事業」が閣議決定され、来年度予算案に提出されるそうです。

はっきりいって、「こども」の部分は薄く、実際は「省エネ」なのですが、非常にお得な制度になっています。

新築に関しては「子育て世帯」と「若年夫婦世帯」を対象として、最大100万円の補助金が出ます。

まず、子育て世帯とは、18歳未満の子を有する世帯だということ。これが「こどもみらい住宅支援事業」の名前の所以でもあるのですが、若年夫婦世帯とは、夫婦のいずれかが39歳以下の世帯のことで、子どもあまり関係ありません。90歳の女性と39歳の男性の夫婦という組み合わせでも理屈上OKです。まあそれは極端で実際は、これから子どもを産むかもしれない若年夫婦が実質対象なのでしょう。

次に、補助金がでる住宅なのですが、延べ面積が50㎡以上の住宅。これは狭小住宅でもない限りほとんど対象になりそうです。次が問題で、100万円でるためには、ZEH等かなり省エネ度の高い住宅に限られる点です。この点で考えるとエコポイント的な制度の後継であるとみたほうが良いでしょう。他にも低炭素住宅や長期優良住宅では80万円、断熱等級4かつ一次エネ等級4以上を満たす住宅では60万円と、こちらはハードルが低めです。正直60万円を取る条件はかなり緩いのでお勧めです。

リフォームでは、省エネ改修(必須)とその他の工事(任意)で上限30万年の補助金が出ます。

ただでさえ緩い新築条件から、子育て世帯や若年夫婦世帯を取り除いたので、ほとんどの方が対象となります。内容もグリーンポイントなどと酷似しています。上乗せがあるのも同様で、子育て世帯・若者夫婦世帯は、上限45万円(既存住宅購入を伴う場合は60万円)となります。

かなり使える対象が多いので、令和3年度補正予算額542億円という巨大予算ですが、早期になくなる可能性があります。現在、新築を考えている方は早めに計画を立てることをお勧めします。

こどもみらい住宅支援事業を創設します(令和3年11月26日 国土交通省報道発表資料)