山形県沖で強い地震。新潟県村上市で震度6強

この記事は約2分で読めます。

おはようございます。

6月18日22時22分頃、新潟で強い地震が発生しました。

新潟と言うより山形県沖(坂田の南西50km付近)と比較的陸地に近く震源も14kmと浅いので場合によっては津波など大被害が出る可能性がある地震でした。幸いマグニチュードが6.7と比較的小さかったおかげで、それほど被害が拡大しないで済んだようです。とはいえ多数怪我人が出ているうえ、小規模な津波も発生し、建物などにも被害がでて、液状化現象などもでました。被災者の皆様にお見舞い申し上げます。

この地震といえば、1964年の同じ頃(6月16日)に、似た位置で発生した歴史にも残る新潟地震を思い出します。深さ34kmと比較的浅く、海での地震でした。今回との最大の違いはマグニチュードが7.5とかなり大きかった点です。そのためか、石油コンビナート火災が発生し、なんと143基も延焼しました。死者こそ26名と大地震の割に少なかったのですが橋が落ちたり、団地が倒れたり、また液状化現象、津波なども発生しました。地震保険ができる直接的要因になったり、カラーテレビ放送が始まって四年後ということで、数多くのカラー映像で被害が伝えられた地震として、非常に印象的な地震でした。海洋の地震でのマグニチュードの0.1の違いは意外と大きく、今回と新潟地震の差は0.8。これが非常に大きく出たと思われます。震源近くの粟島は地震後1m隆起したり地形の変動もあったようです。

まだ大きな余震が発生する可能性もあり、油断できません。また新潟で発生したから、他の地域は安全という保証もありません。何度も書きますが、地震や天災はいつ起こるかわかりません。日頃の備えが大切です。