噴火と都市災害

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こんばんは!今日は寒いですね。もう暖かい日はこないのでしょうか?(そんなことはない)

最近、世界各地で噴火が多いと思いませんか?日本は平穏・・・と思いきや、本土はともかく海では硫黄島近隣の噴火や西ノ島などを見ていると、実は結構活発なのでは?と思ってしまいます。

地震では、耐震等級3などに耐震性を上げれば、ある程度安全なのはわかっています。しかし火山の場合はどうか?火山灰が多ければ、交通の影響があり、物資の輸送に影響がでてきます。また電線がショートして停電になったりもします。太陽光も火山灰で遮られる可能性もあります。健康被害なども可能性があるでしょう。まあ、どれも至近距離で大きな噴火があったときに限られる・・・と思っているかもしれません。しかし日本では、本当に巨大噴火が本土でまったくおこっていないという事実があります。

日本で最後に起きた破局的噴火は7300年前の、鬼界カルデラの大噴火。薩摩半島から50キロ南の海底火山で、単一の火口に由来するものとしては世界最大規模の溶岩ドームがある巨大なものです。この7300年前の大噴火は世界最大規模で、火砕流が九州南部にも到達し、九州南部の縄文文化を壊滅させたと推測されているものです。

まあ、ここまでの噴火は論外として考えても、最近100年でみても、巨大な噴火はほとんどありません。富士山でみれば、1707年の宝永噴火以来、まったくないですし、浅間山も1783年の天明噴火を越えるものはありません。頻繁に噴火している桜島も1914年の噴火が巨大でしたが、あとは、地形が変わるような噴火は少ないです。なので、日本は火山大国と言われながら、火山の被害は近年では地震や津波ほど大きく無いので、若干マークが甘くなっていると感じてしまいます。

というわけで、注意しようがないのですが、家の耐震性があり、地盤も良好で、津波が来ないような方でも災害に巻き込まれる可能性がある、ということです。ゆめゆめ油断無きように!