こんにちは！！
相変わらず、耐震診断やリフォームが流行しています。断熱や耐震は仕方がないにしろ、家族構成の変化や、ライフスタイルの変化によって、リフォームするのは楽しみでもありますが、余計な出費です。
なまあず本舗設計室では、近年のライフスタイルの変化及び、上記の要望のために、新型住宅としてGuwuを提唱しています。Guwuとは、Grow up with usの略です。ライフスタイルの変化に追従するために、極力間仕切を無くし、広い一体空間の家としています。そのため家具配置や、パーテーション配置で、部屋を自由に模様替えできます。
まあ、こんな感じです。
Guwuの例
・・・。水廻りや収納を除き、一体の広い部屋を実現します。これって簡単そうで実は難しく、大スパンを実現する構造設計および、広い空間でも快適に空調できる断熱や技術が必要です。また基本平屋です。家族構成が少なければ、平屋のほうが良いですし、平屋でもいろいろ工夫できますよ。
Guwuの第1号です。平屋のため1階階高をかなり高くしました。留守勝ちなので、防犯に備え、各面の窓を少なめにし、通風や採光のため高窓を多用しています。
中は、こんな感じです。天井高が高い32畳無柱空間は迫力があります。体育館と勘違いされることがあります。
トラスを使っているので、7．28ｍしっかり飛ばせます。実際は10ｍくらいなら楽勝で飛ばせますが、壁や水平構面の関係で難しくなるので、しっかりした構造計算が必要になります。この建物も平屋ですが構造計算されています。天井は野地を表しにしていますが、非常に分厚い断熱材を勾配天井に施しています。真夏の施工中に大工さんから「涼しくて作業しやすい」と言われました（汗）。
キッチン部分は天井を下げ、小屋裏収納を付けています。
小屋裏は広くて、収納として使える他、自己責任ですが寝室としても快適です（実際寝ています）。
1階階高を高めにしているので、後に中2階を作ったり、家の中に家を建てて、子ども部屋にすることも可能です。断熱設計されているので、エアコンは1台で十分ですが、床暖房をつけているので更に快適です。
この家で、「一人暮らし」→「夫婦の生活」→「出産し親子三名」とライフスタイルが変わってきていますが、その都度、家具を移動したりしながら、快適なリフォームなしの生活が続いています。広い空間にしても快適になる構造設計と断熱設計があればこそです。
この住宅の紹介はこちら
ちょっと建築家っぽくない、無骨な家ですが、ライフスタイルの変化に追従できたりするので、住むには向いています。来た人が驚く32畳ですが、更に広くすることも設計上可能なので、敷地が広い方がいれば、ぜひ検討いただければと思っています。
人によって住まいの理想は変わってきます。平均的なものであれば建売でもハウスメーカーでも良いのかもしれませんが、このような住宅を設計できるのが、設計事務所の強みです。こんな考え方に共感した方、ぜひご相談くださいませ。
