新耐震基準の耐震診断に対する工夫

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皆様こんにちは。6月に入りました。肌寒く感じる日もありますが、着実に夏に近づいています。府中市では、従来1981年以前の耐震診断に助成金が出ていましたが、本年度からそれ以降で2000年以前のいわゆる「グレーゾーン」に位置する木造住宅の耐震診断・補強にも助成金がでるようになりました。なまあず本舗も所属する一般社団法人東京都建築士事務所協会南部支部の耐震部会でも、その対応をしております。さて1981年以前の耐震診断とそれ以後では何が違うのでしょうか?興味のある方は、上記動画を公開いたしましたので、是非ご覧ください。動画では7つの診断者が陥りやすいポイントを紹介しています。つまり旧耐震と新耐震では診断方法は同じでも、実際はいろいろ違い、新耐震ならではの知識と工夫が必要なのです。

さて、なまあず本舗設計室は、比較的新耐震に対応しています。というのは、木造3階建ての耐震診断など行っているのですが、基本木造3階建ては新耐震基準の時期に建てられているので、基本その対策を講じてきたからです。そのぶんその難しさも感じているわけです。

先日、立川で耐震診断をした際、見たことがない金物が出てきました。また通常では使われないビスで留めつけてありました。そのためその施工方法が適切かどうかが現地ではわかりませんでした。そこでメーカーに問い合わせましたが・・・すでに古すぎて資料がほとんどなく、メモが入ったカタログのメモがあり、それを送って頂きました。そのような地道な活動を重ねています。今回は正しい施工でした。そのような知識を得る積み重ねをしていかないと、正しい診断をしたつもりでも、間違えてしまうことがでてきてしまいます。当然、棟数を重ねていかないとそのあたりのノウハウは蓄積できません。

幸い、木造3階建ての耐震診断を数多くやってきたこともあり、金物のデータなどもだいぶ揃ってきてはいます。新耐震基準の耐震診断でどこに頼もうか?悩んでいる方は、ぜひなまあず本舗設計室にご依頼くださいませ。