災害時の現金について

この記事は約3分で読めます。

こんにちは。

オリンピックが終わったと思ったら大雨。それも記録的な。被災者の方にお見舞い申し上げます。

さて、このブログでは地震について、いろいろ書いていましたが、下記の記事を読んで考えを改めました。

災害を機に今考える サバイバル資金の基本

大震災で、店も何もなくなってしまえば、現金の使いどころもないですが、そのような巨大災害ばかりではありません。通常は、ある程度経済が動いている状態で震災に見舞われます。そのとき、電子マネーは使えるでしょうか??使えるときもあればないときもあります。近年、電子マネーの便利さにトリコになっている方いらっしゃいませんか?(私です)。知らない間に、家にお金を置かなくなった人も増えたはずです。

そういえば、銀行は一回に下ろせる金額も厳しくなりました。災害時にすぐに下ろせるとは限りません。やはり災害に備えての現金も用意しておいたほうが賢明だと感じます。

上記記事では、非常用バッグに最低3日分の現金をと言っています。他に現金の持ち合わせもあるだろうと考えると非常に妥当です。子ども2人の3人家族なら10万円程度・・・と考えているようです。紙幣は使いにくい(特に1万円札)ので、小銭・千円札をある程度用意しておくと良さそうです。ここでは小銭の重さまで考えているのは凄いですね。

さて、私から一言。非常用バッグから取り出せない可能性もあるので、複数に非常用バッグを分散させておくことをお勧めします。最低2箇所。通常はその2箇所両方から取り出し、緊急時やそこが埋まってしまった場合などは片方だけ取り出し避難・・・と考えておきましょう。家の中で壊れにくく、取り出し安い場所に・・・です。

ちなみにこの記事では、ゆうちょ銀行では20万円まで通帳がなくても本人確認で引出が可能ということも書いています。このようなルールも念のため調べておくと良いです。万が一のために、健康保険証や年金手帳、運転免許証やマイナンバーカード、通帳のコピーは、非常用バッグに入れておくと良いと思います。

新型コロナウイルスばかりに気を取られていると、他の災害に注意が行きにくくなります。新型コロナウイルスが大流行することで、その他の災害がなくなるなんてことはありません。むしろ災害が起こったときに避難所に行きにくくなるため、更に注意が必要になります。個人的には災害に強い住宅をお勧めします。既存の建物なら耐震補強、新築ならより強い災害対応型住宅を考えてみても良いと感じています。建築士的に考えると、1階を壁式RC造、2階が木造の混構造住宅がベストと考えています。コスト的には高いですが、ハウスメーカーの高い建物と比べれば、それほどでもありませんし、他にさまざまなメリットも考えられますね。

夏もあとわずか。あと半月で防災の日。新型コロナ渦で時間が出てきたと思いますので、新型コロナ渦の災害対応について一度考えてみたらいかがでしょうか?