なまあず住宅相談の第7回は断熱。暑ければ冷房効率、寒ければ暖房効率を上げる為には建物の気密性を高め断熱材を入れれば・・・というのは誰でもわかっているのですがDIYも含め解説致します。
部屋が寒い原因は、断熱材が重点されていないだけではありません。サッシや建具の隙間から流れてくる風も人体には影響します。鉄筋コンクリート造などでは建物自体が冷えていると暖房しても、何だか寒いな?と感じます(夏は逆ですが・・・)。部屋の上部に暖かい空気が溜まり、下部は寒い!なんてことも多いです(エアコンではよくありますね)。
工事を伴うリフォームでは、建物(もしくは特定の部屋)をくるむように断熱材を充てんし、弱点となる窓を断熱性の高いものに変え(もちろん隙間はなくす)、ということで解決します。断熱材自体は安価で難しい工事ではないので古い木造住宅でも断熱リフォームを施すと非常に快適になります。そのとき床暖房を導入すると更に快適になります。
工事を伴わない場合でも、自分の工夫でかなり改善することができます。
一番初めにやりたいのが隙間風対策。特に屋外との隙間は最優先です。結露対策や防音効果や対花粉効果もあるのでお得です。ホームセンターでも手に入る隙間テープは安価で誰でも取り付けできますので是非チャレンジしてみてくださいね。
|
この手の隙間テープは百円ショップなどの安物は剥がれやすいので、しっかりしたものを選びましょう。この製品は比較的安く評判も良くおすすめです!!!
|
この程度のものは自作することもできますが市販品はきれいに納まりますね。室内のドア、特に玄関からリビングに入るドアの隙間風が気になる方にお勧めです。
次に断熱。壁の中に断熱材を入れることは難しいです。しかし壁よりも断熱性が確実に低い窓の対策をすれば、格段に暖房効率は上がります。
|
このようなシートを窓に貼ると、冷暖房効果がアップし、結露も抑制されます。柄も選べて目隠し効果もあります。この商品は、水不要で貼りやすいのでお勧めです。
エアコンなどで部屋の上に暖房で温められた空気が溜まりやすい場合は・・・
特に動かない場合は、こたつが一番経済性が高いです。こたつを効率的にするには、こたつの下敷布団の下に保温シートを引くのが効果的です。段違いに暖かくなりますね。動く・・・となるとホットカーペットですね。足が温かいと格段に体感気温が上がったように感じますから。エアコンの風向きを工夫して床を暖めるような気流に調整しましょう。風向きで全然体感が変わりますよ!また床置きの石油ファンヒーターなどのほうが下部から暖房するので暖かいと感じる人も多いようです。人によって寒さの感じ方は様々なので、工夫して冬を乗り切りましょう。
|
こたつの下の必需品。これがあると無しでまったくこたつの快適性が変わります!!