おはようございます。今日も朝から天気が良いですね。まだ若干寒いですが・・・。
さて、最近問い合わせが多い、なまあず本舗のZ制震化住宅と制震住宅。同じようで違うので、ちょっとだけ解説。
まず制震住宅というのは、耐震性を満たした上で制震ダンパー等により揺れを吸収する住宅です。部材の種類がいろいろあり、効果も様々です。値段も・・・。
Z制震化住宅は、実際は耐震住宅に属します。耐震性を高め、建物を固めに作ります。ただ間取りなどの問題で弱点が出てくることは多々あります。そういう部分を制震金物で補強し弱点を補完し、完成度の高い耐震住宅にします。結果、耐震性の高い住宅を比較的安価に作ることが可能です。制震住宅の場合、所定の取り付け個数などが決まっているので、割高です。
制震と耐震どちらがいいか?の議論はさまざまなところで行われていますが、どちらも免震ほど劇的な効果はありません。制震を入れたからといって、大地震では大きく揺れます(もちろん揺れは減少しますが)。耐震住宅は、頑丈に作れば揺れが減ります。挙動としては違うかもしれませんが、きちんと作ればかなりの地震にも十分対応できるのです。きちんとした設計と施工があれば問題ありません。あとは好みと予算の問題です。
ただ、繰り返しの地震に対しては、現在の住宅の特性(釘を合板に打ち付ける)上、やや不安な面が残るのも事実です。特に揺れやすい部位は不安です。そのためZ制震化住宅ではその部分を制震化、制震住宅では揺れを抑制し繰り返しの地震に対応できるようにしています。周知の通り、大地震には余震が付きもの。安心は金では買えませんが、せっかくマイホームを建てるのですから、地震に対してもできるだけ対応できる建物にしたいものですね。