一般の住宅にも構造計算を

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こんにちは。今日は節分です。大國魂神社でも豆まきが行われます。タレントさんや力士さんも来ているので見に行きたいな・・・。

さて、立て続きの地震と、発生確率のニュースで、すっかり地震がすぐにでも発生しそうなマスコミの報道ぶりですが、そんなことはわかりません。すぐ来るかもしれませんし、なかなか発生しないかもしれませんし。わかっていないから不安なんですよね。

さて、これから木造住宅を建てよう♪とお考えの方は耐震性に心配ないと思っている人が多いようです。最近の基準や法律は厳しく、新築なら絶対大丈夫だ・・・と。まあそう考えるのが普通なのかもしれません。

しかし、残念ながらそうはいきません。建築基準法は第一条に

「この法律は、建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準を定めて、国民の生命、健康及び財産の保護を図り、もつて公共の福祉の増進に資することを目的とする。」

と書いています。つまり「構造」においても「最低の基準」を定めているに過ぎません。よって基準法を守って作られていても十分な基準とはいえないのです。

しかも木造2階建ての住宅は、その最低限の基準を明確に計算で証明するための構造計算は行われていません。一応簡易な方法でチェックはしていますが、簡易な方法なのでばらつきは出てきますし、思わぬ欠点が潜んでいるかもしれません。

そこで、木造2階建て住宅でも、これから建てて住もうという方は、是非構造計算・構造設計された住宅を選択してください。簡易な方法では、壁の量や金物くらいしかわかりませんが、構造計算なら柱や梁など個別の部材についても安全性を確認します。信頼性が段違いに違うのです。

いくら、いい部材を使っても設計が駄目なら性能は活かしきれません。料理と一緒ですね。マイホームというとどうしても、見た目や住みやすさを優先してしまいます。もちろんそれは大事ですが、構造にも目を向けてみてはいかがでしょうか?

なまあず本舗設計室 は、注文住宅に構造計算を取り入れています。