こんにちは!
本日は風雨とも強いですが、傘が壊れていませんか?壊れていると思わぬ怪我や事故が発生します。事前に点検したほうがよいでしょう。傘は消耗品でもあります。
さて、本日は、家屋の微動探査の話。最近日本では地震が多く耐震診断の問い合わせを多く受けます。目視を中心とする検査だけでは不安という方や補強の効果がどのくらいあるのか?知りたい方も多いようです。そこで、話題の家屋の微動探査を導入しました。
家屋の微動探査は、建物に極度に小さい揺れを感知できる振動計(微動計)を設置し、建物内部に伝わる常時微動という人が感じないほどのわずかな揺れを測定する調査です。だいたい1時間くらいで終わるようです。木造2階建てと3階建てが対象です。
何がわかるかというと、1つは建物のバランスです。バランスが悪いと揺れが増大しやすいのですが、そのバランスを建物の揺れから実質的に出す事ができます。もちろん壁量計算や耐震診断でも出せますが、複雑な建物や、リフォームを繰り返している建物などでは精度が落ちます。そこで実際の揺れでバランスを示す重心・剛心を微動探査で出して、バランスを見るのです。特にビルトインガレージなどバランスが悪い建物での調査が効果的と思っております。
もう1つは、家の固有周期です。固有周期とは、揺れが1回往復する時間の長さです。基本的に固有周期が短いものほど強い場合が多いです。個人的には木造2階建てでこの周期が耐震性にどのように影響するのか?は懐疑的なところがありますが、補強前、補強後で行えば、補強の成果が見えやすいので、補強前・補強後の成果を知りたい場合に効果的だと思っております。
もう1つは目に見えない欠陥の抽出です。耐震診断とのバランスの結果が大幅に違う場合など、目に見えない欠陥が潜んでいるかもしれません。場所などは特定しにくいのですが、更に精密な調査が必要か?の材料にはなります。慎重を期してということなら、やってみる価値はあります。
なまあず本舗では、耐震診断のオプションとして、微動探査を導入いたしました。株式会社Be-Doの調査となります。株式会社Be-Doの戸成社長には直接お越し頂き説明を受け採用を決めました。また、なまあず本舗では、補強前、補強後の微動探査には、当社の傾き記録調査を標準でつけております。詳しくはお問い合わせくださいませ。