2019年のプレスリリース一覧

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2018年10月期の決算概況のお知らせ(2019年11月27日発表)

株式会社なまあず本舗 代表取締役 石塚武志

令和という年号にも慣れ、オリンピックがいよいよという時期、皆様いかがお過ごしでしょうか?

なまあず本舗の拠点である、府中市ラグビーワールドカップで盛り上がり、府中を題材とした映画「くらやみ祭の小川さん」が放映されたりと、盛り上がってきています。この流れに乗っていけたらと思っております。しかしながら消費増税があり、伊勢丹府中店の閉店ありと、先行きは不透明でもあります。時代の流れを読んで適切に対処していく必要があります。

さて、2018年10月期(昨期)の決算が出ましたのでご報告いたします。

売上高3100万円、当期利益100万円の減収増益となりました(数字は概算)。減収なのですが、実は前期との売上げ差は-13500円という誤差レベルの差でした。前期は大幅な減収減益でしたから下げ止まったというのが正直な印象でしょうか?増益は人員減の影響と、外注減によるものです。正直、人員が揃えばもっと良い数字になったはずで、非常に惜しい期ではありました。今の人数では売上高は適正と判断します。主力の構造計算が好調で、耐震診断も好調でした。意匠設計・リフォームが少なめだった以外は、年間コンスタントに受注できました。ショップは前半不調でしたが後半に追い上げ前年並み。その他部門も堅調でした。今期は、人員補充をして、この調子を維持していきたいと思っておりますので、引き続きよろしくお願いします。

2019年10月期開始のご挨拶(2019年10月1日発表)

株式会社なまあず本舗 代表取締役 石塚武志

平成が終わり令和が始まりました。ラグビーワールドカップ、オリンピック・パラリンピックと続々と大きな行事が続きます。そして消費増税。世の中が一気に変わりそうな予感がする2020年を翌年に控えて日本も久々に盛り上がっています。この流れに乗って行きたいですね。

株式会社なまあず本舗は無事に2018年10月期を乗り越えることが出来ました。関係者の皆様に改めて御礼申し上げます。

近年次々と所属メンバーが巣立っていきました。彼らの活躍はめざましく励みになります。しかしながら好景気や若者不足などにより、補充人員がままならず非常に悲しい状態が続いていました。昨年も書きましたが、現時点でも解決できていません。夏に一名加わりましたが、そもそも春に一名減っています。少ないメンバーでどうやったらうまくいくのか模索する日々が続きました。年度末にその糸口がようやく見えてきたような気がします。

設計部門は人員不足による受注減がたたり大幅減。人手があれば・・・という状況が続き、K様邸、S様邸と新築竣工が続き意匠部門は一定の成果は残せたものの失注も多かったです。構造設計は全体でみれば前年並み、耐震は工事を行えない状況が続き残念ながら減少しました。ショップは前半好調でしたが、後半はソフトウェアの販売減により振るわず微増にとどまりました。好調なのは駄菓子屋と軽印刷・スタンプ部門と中規模木造構造計算のみ。全体では残念ながら減収減益となりました。人数減に加え、注文住宅の相手方都合による中止等、取引先のトラブルに巻き込まれる等、ツキにも見放された局面も前半は続きました。しかしこのようなことはどの企業にもあることで、それを乗り越えればまた良い方向に向かうものです。事実、後半は前期から止まっていた案件が一気に進み、遅ればせながら絶好調で、次期に希望を抱かせるに十分な状況でした。ここ5年で一番ではないでしょうか??消費税の駆け込み需要も追い風となり、ショップも後半は好調でした。悪い状況が続いたことは良い面も生んでおり、社内改革が進み特に受注体制の見直しは値上げを伴わずに大きく業績を改善するものでした。人不足で不調だった近年の努力が徐々に実を結び始めています。

業績悪化もあり、昨年の目玉事業であったマンガも再開しようと思っています。思った以上に反響がありました。影響は予想しない方向にあらわれるもので、新規の顧客増は一般だけでなく法人にも及び、年度末の受注増につながりました。軽印刷・スタンプ事業は好調で、飲食店の周年記念ノベルティなどの受注も頂きました。建築設計の人員の増の望みが薄い時期なので、ショップ・スタンプ事業により力を入れていこうと思っております。

RCの住宅の設計、府中以外の耐震助成金を使った耐震補強、RC造の耐震補強、倉庫・車庫の設計、店舗の設計など、従来あまりやってこなかった分野もうまく行きました。業務に幅が出てきた年だなと実感しました。従来から得意な木造構造計算、木造耐震診断、ツーバイフォーの耐震診断、省エネ設計などは堅調で、意匠設計の比率も高まってきているので、町の設計屋さんらしく、さまざまな状況に適応できるように準備を進めていこうと思います。

今期は、社長の石塚以外、女性メンバーのみの構成となっています。しっかり対応させていただきます。引き続きご愛顧の程よろしくお願いします。

今後の方針(2019年4月1日発表)

まだまだ新しいと思っていた平成が終わることが確定してしまい、本日新年号が発表される予定で、そわそわ感が日本列島を覆っている今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?平素は株式会社なまあず本舗をご愛顧頂きありがとうございます。株式会社なまあず本舗はおかげさまで7周年を迎えました。例年にならいまして今後の方針を発表いたします。

株式会社なまあず本舗 代表取締役 石塚武志

昨期の業績

既報の通り、株式会社なまあず本舗の第7期目となる2017年10月期決算は、赤字決算となりました。近年の最重要課題である社員補充に失敗したことが最大の原因です。我々のような小さな設計事務所は良い人材に恵まれることが一番重要ですが、この地域に建築設計をやりたい方はいないのでしょうか?人材不足に伴う失注少しずつ発生しております。今期へ課題を残すことになりました。

建築設計部門は、例年通り。K様邸(府中)など一定の竣工を見ましたが、失注が非常に多いシーズンとなりました。これはアパート等の計画が資金計画で頓挫したこと、施主様の体調の関係で延期になったことなど、ありましたが、全体的に予算に合った計画が練れていないことが原因と思われます。そこには前述の人材不足も影響しております。他社に取られるのではなく、計画自体が無くなるケースが多く、近年の建築費の高騰、資金計画のシビア化が影響しているので、人材補充とともに設計への取り組み方を変えていかなければならないと感じております。それ以上に深刻だったのが耐震部門。耐震診断の減少のみならず、補強設計がほとんどなかったことが厳しかったです。これは補強を行いたい方が2名も骨折したり、市の都合で突然補助金がおりなくなったりと、当方ではやむを得ない事情も重なった結果ですが、経営に影響大でした。

どうも良くないときは良くないことが重なるようです。逆に言えば、良いときは良いことが重なる可能性もあるということです。もちろん弊社に原因があることもあるのですが、それを真摯に受け止め改善していこうと思います。良くなることを信じて真面目に取り組んでいくことが重要だと思っております。

構造設計部門は独立したOBとの協業がうまく行き始めました。受注に関しては人材不足で思うようにいかない部分はありましたが、概ね順調に進んでいます。

ショップ部門は絶好調といったところでしょうか?店頭は前年並みでしたが、通販部門が大躍進しました。昨年も好調だったので更に良くなるとは予想していなかったため、嬉しい誤算でした。印刷部門は低調でしたが周知に成功。2019年に飛躍的に売上げが上がったことから見て先行投資は成功したといっていいでしょう。駄菓子屋も前年を上回る売上げを確保しております。

ソリューション部門は若干低下。ただしここ数年で開発を進めていたものが2019年に投入できています。昨期の業績には寄与しなかったものの、今期のソフトウェア売上げ増に寄与しております。

設計部門は人数減による機会損失が大きく、売上げを大きく落としました。得意分野の耐震部門では怪我などやむを得ない要素はあったにせよ、思わぬ受注減は、ショップ部門の好調さで穴埋めできるものではなかったです。反省して今期に臨んでおります。

今期の活動について

上記のように人員減・赤字決算後の今期ですが、さらに長年意匠設計を支えた押山が退職し、更に減少しました。実は入社もあったのですが、まさかの一週間で辞めるという非常事態もありました。今期の営業活動は非常に好調ですが、これではこなせません。幸いOBたちが手伝ってくれていますので、今のところ大きな問題はありませんが、長期的に見ると大きな問題になりそうです。早急に人員を増やしていこうと思います。

設計部門はおかげさまで多くの新築住宅の設計監理、リフォーム、耐震補強など頂いております。進捗状況も、OB事務所との協業がうまくいっているので順調です。構造設計部門も今年は好調です。木質構造の伸びが顕著です。木造住宅はもちろん、非住宅の受注も伸びており、木造に風が吹いていることを実感します。木造の好調に伴い木造との混構造も増えてきており、より一層の効率アップを図っていきたいと思っております。木造トラスなどの新技術もどんどん投入しておりますので、期待していてください。木造耐震診断・補強も昨年延期になった案件が始動します。診断法にも改良を加え、更に補強設計しやすくできるようにしました。新耐震の耐震不足の建物が多いので、今後は旧耐震に変わって新耐震を重視していきたいと思っております。

ショップ部門は、スタンプ・文具が堅調ですが、ソフトウェア販売も好調です。それに加え、ゴム印や浸透印スタンプのオーダーが飛躍的に増えています。名刺等の軽印刷も好調で、いったい何が起こったのだ?と感じる程です。このまま大切に伸ばしていきたいと思っております。店頭販売も、駄菓子屋、なまあずショップ店頭により魅力的な商品を揃えて皆様をお待ちしております。

ソリューション部門は、wallstatの活用についてそう遠くない時期に発表できると思います。マンガ制作に関しても今年に入って繁忙期も重なりストップしておりますが、もう少ししたら再開しようと思っております。オリジナルのソフトウェアの公開ももうすぐとなってきました。

昨年と同じ事を書きますが、人員補充が実現次第、攻勢に転じます。転じられる要素は十分にありますので、頑張っていきたいです。

今後の方針

「新年号に合わせて飛躍」

人員減・赤字とあまり良いニュースはなかった昨期ですが、今期は不思議と好調です。ただ絶好調とまではいえず、結局人員補充がうまくいかなければ、それほど良い結果にならないと思います。本日、新年号が決定し5月には新たな天皇即位とともに、平成の世も終わりを迎え新しい時代となります。消費税も秋には10%になります。時代の変化に合わせながら、しっかりと歩んでいきたいと思います。

では、今期も、なまあず本舗のご愛顧の程よろしくお願いします。

退職
押山恵亜(2019年3月31日)