2018年のプレスリリース一覧

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2018年10月期開始のご挨拶(2018年10月1日発表)

株式会社なまあず本舗 代表取締役 石塚武志

台風が例年になく多く台風24号も大きな爪痕を残していて10月を迎えました。地震だけでなく様々な災害が予想をはるかに超えて発生する現在。我々はどう対応しなければならないのか?1人1人がしっかり考える時期に入ったのだと思いますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

株式会社なまあず本舗は、無事2017年10月期を終えることが出来ました。日頃のご愛顧に御礼申し上げます。

2017年10月期は、方向転換の年となりました。前期、巣立っていったOBたちが、順調に過ごしていることに安堵すると同時に、残されたメンバーでどう乗り切っていくか?課題は明確だったのですが、未だ課題は解消されていません。コンパクトに地元密着に堅実にやっていくことが、果たして良いことなのか?その答えはまだ出ておりません。

新築・リフォーム・構造設計・耐震診断は大幅減、耐震リフォームは微増、ショップは大幅増、その他部門は微増と課題は明確です。設計では引き続き耐震性、安心性を重視し一軒一軒丁寧な対応をしていきたいと思っております。期初には間に合いませんでしたが、久々にGUWUの新作も発表いたします。建築設計事務所が主体ということを忘れずに、しっかり対応していきますので、新築・リフォーム・構造設計・耐震診断は、安心してなまあず本舗にご用命くださいませ。

昨期より、より設計や耐震診断をわかりやすく伝えるために、マンガを使った手法を採り入れました。おかげさまで「なまずくの耐震事件簿」は好調に読者を増やしております。また構造計算を女子高生が行うというストーリーが衝撃的な「ST1に恋して」は、構造計算学習にマンガを採り入れた画期的な教材となります。この手の教材は往々にして面白くないし、わかりにくかったりするのですが「ST1に恋して」は、マンガ部分と教材部分はリンクしているのですが、マンガ単体で一般の方でも楽しめる内容となっています。11月末より連載を開始する予定です。

今期も若いメンバーで楽しくしっかりお仕事していきたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いします。

 

今後の方針(2018年4月2日発表)

予想以上に寒かった冬を乗り越え暖かい春を迎えましたが皆様いかがお過ごしでしょうか?平素は株式会社なまあず本舗をご愛顧頂きありがとうございます。株式会社なまあず本舗はおかげさまで6周年を迎えました。例年に倣いまして今後の方針を発表いたします。

株式会社なまあず本舗 代表取締役 石塚武志

昨期の業績

既報の通り、株式会社なまあず本舗の第6期目となる2016年10月期決算は、大幅な残念ながら減収減益となりました。創業以来管理建築士をつとめた後藤誉洋氏の独立(2017年1月にgoto建築設計事務所として青森県弘前市に開業)し、構造部門の大幅なgoto建築設計事務所への移行に伴うものです。そのため大幅な減収ながら前年並みの利益を確保し黒字決算という、いささかわかりにく結果となりました。当事務所とgoto建築設計事務所の売上げを合計すれば、前年度を超えていますので、ひとまずgoto建築設計事務所の独立は成功だったのではないでしょうか?

建築設計部門は、前年に引き続き前半は好調でした。しかしながら4月以降は落ち込み大幅な減収となりました。S邸(八王子)、A邸(府中市)、K邸(昭島市)など、耐震性の高い個人住宅が多かった印象です。耐震部門は非常に好調で、不調の建築設計部門を補える状態でした。特にM邸耐震リフォーム、T邸耐震リフォームといった大規模で時間のかかり技術が必要なものが多かったです。Yビル耐震診断のような、非木造の耐震診断も増えてきています。構造設計部門は相次ぐ技術者の独立等で戦力ダウンしている状況で、大幅な減少となりました。構造・耐震部門はgoto建築設計事務所との協業がうまくいき、お互いの長所を活かし棲み分けしていくと同時に、大きなプロジェクトは共同で行っております。現在のところ、共同で以前と変わらぬ受注状況を続けております。

ショップ部門は、店頭は更に売上げがアップしています。ここ数年低調だった通販部門は大幅に回復。コピーサイト問題も対策が一通り講じられたことで被害減少いたしました。新設した印刷部門は、スタンプの受注などが増えてきて、今後に期待が持てます。駄菓子屋は引き続き好調を維持しております。

ソリューション部門は年間を通じて安定しています。今後の発展のため、一部外注も含め協業を模索している状態で、新構造計算ソフトの販売サポートも視野に入れております。

当初は後藤誉洋氏の独立で危機的状況に陥る可能性も考えられたのですが、協業が予想以上にうまくいっており、影響は驚くほど軽微であります。ただし大幅な売上減は長期的に見て好ましいものではありません。今後の大きな課題です。

今期の活動について

上記のように減収減益で迎えた今期ですが、所員数も減少したため、求人募集をかけてはいるのですが、なかなか補充できないのが現状です。更に今春一名減となりましたので、早期に人員補充したいところです。設計部門は今のところ、新築住宅の設計監理、リフォーム、耐震補強、木造の構造計算等で手一杯でおり、何か新規事業に手を出せる状況ではありません。おかげさまでたくさんの仕事をご依頼頂いていますので、丁寧に一件ずつ、お客様のために頑張っていこうと思っております。

ショップ部門は、スタンプが以前ほどの勢いがなくなってきているものの、文具類が好調です。駄菓子屋も1月のスタンプラリー効果やふちゅこまグッズなどで新規顧客の開拓に成功し、好調を維持しております。印刷・スタンプ部門はまだ利益が出るほどではありませんが、受注が増えてきています。おこし型には手が回りませんでしたが、生産を再開しております。

後期は人員補充を視野に入れつつ、よりアグレッシブに活動していこうと思っております。

今後の方針

「オリンピック後を見据えて」

建築業界は2020年東京オリンピックを迎えることもあり活況です。しかしはその後はどうか?非常に不透明かつ、暗い予測を立てる方が多いです。人口減で持ち家が更に減っていく局面。設計事務所としてどうあるべきか?真剣に考える時期に来ています。とはいえ、技術者が減ってきている局面でもあり、すぐにそのようなシビアな時代が来るとは考えられません。まずは短期的にオリンピック後を見据えて計画的に経営していくことが大切だと思っています。そこでオリンピック後を見据えて次の三本柱を経営の基本方針とします。

・若手育成
・診断・インスペクション業務の拡充
・木構造の進化

です。ただでさえ若い本舗ですので、今後もこの特徴を活かして若手育成していこうと思います。本年度より建築士によるインスペクション業務が本格化しそうです。従来の耐震診断に加え、インスペクション業務をもう一つの柱にしていこうと思っております。なまあず本舗設計室では、2名のインスペクターを登録しております。木構造は従来の壁量型の設計から脱却してより高度な設計を本格的に受注できる環境を整えていきたいと思っております。

では、今期も、なまあず本舗のご愛顧の程よろしくお願いします。

 

退職
江森匠(2018年3月31日)