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令和元年5月17日公布の改正建築物省エネ法が4月1日より施行されました。これにより300㎡未満の小規模住宅については、省エネ性能に関する説明の義務づけされるようになりました。本来は省エネ適合義務づけのはずだったのですが、国は計算できる事業者が少ないことなどを理由に適合義務を見送りました。そのため変な感じで説明の義務づけだけが行われるようになりました。
なまあず本舗設計室は、早期より省エネ計算を内製化できるようにしているため、できれば省エネ適合義務化して欲しかったところですが仕方がありません。弊社に直接本設計を依頼されるお客様の個人住宅については省エネ適合させております(工務店経由などはその都度相談させていただいております)。そのうえで低炭素住宅適合をお勧めしております。
低炭素住宅とは、国の省エネ基準を一段階上の基準にするかわり、税制優遇などを受けられるお得なものです。通常の省エネ基準に比べて特別な出費が特になく(もちろん若干は高い)、優遇を受けやすいので、非常にお得感があります。例えば、所得税減税や登録免許税の引き下げがあります。住宅ローン減税も通常の控除期間10年に加えて3年延長されます。
大幅なお得感はありませんが、そもそも省エネで電気料金などは一般的に見れば下がりますし、暑さ寒さに対しても快適になりますので、住宅の省エネ化はそれだけでも十分価値があります。もちろん更に省エネ度を上がるZEHなどの制度もありますが、設計自由度が下がったり、建設コストが上がってきますので、ケースバイケースで一緒に考えていければ、と思います。
なまあず本舗設計室で通常一緒に施工してくださる工務店は、古くから断熱材施工が丁寧で質が高いので安心して設計できるのも強みです。設計がいくら高性能でも施工する側がうまくないと、快適さが低減してしまいます。耐震だけでなく省エネも、なまあず本舗設計室におまかせください。