市の旧耐震住宅の各戸訪問と耐震化への壁

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おはようございます。

府中市では、旧耐震住宅を地域を決めて一軒一軒訪問して、市の耐震助成制度の説明を行っている最中なのですが、その訪問員を弊社の代表の石塚もやっております。もしご訪問の折には、説明に耳を傾けていただければ、と思います。

説明するまでもなく、古い住宅の持ち主は、自分の家が地震によって倒れるかどうか不安です。実際訪問していて、不安じゃない、と自信を持って答えてくださった方は一名でした。その方は、旧耐震とはいえ、筋かいを大量に入れて当時から地震対策を施していて、現在もほとんど問題がない・・・と感じているからで、決して根拠がない話ではありませんでした。しかしその他の方々は、訪問以前に不安や興味をもってくださっていました。

中には、診断までは終わらせているが、補強に踏み込めない人もいました。やはり予算の問題・・・というのが大きいのですが、それよりも今後の先行き、この建物をどれくらいの期間、使い続けるのか?子どもたちはどうやってこの建物を使っていくのか?悩んでいる方が多かったです。また在宅介護などで工事自体が難しい、という方もいらっしゃいました。

なまあず本舗設計室では、長年多くの耐震相談、耐震診断、耐震補強を行ってきました。予算の問題がクリアできれば、他の問題は相談次第でかなり対応できる、と思っています。毎年のように在宅介護の家の耐震リフォームも行いました。耐震化だけでなく介護しやすく、という工事もできるので経済的ですし、便利性も向上します。取り壊して子どもと新しい住宅を、という方には、建替時の既存住宅の解体助成制度もあります。これは耐震性がないと判断(実際は耐震診断を行う)された建物の建て替えに対して出る補助金で、既に一件採用例があります。

この先何年住み続けるか??これには明確な答えはありません。しかしながら不安を抱えて老後を過ごすのはあまりにも寂しいです。診断、補強に助成金が出る今だからこそ、思い切ってやる!!ということが必要なのではないでしょうか?後で・・・というのはほとんど無理です。実際診断してから時間が経つと、補強する方も少なくなります。やっぱりやめておこう、になってしまいます。しかしながら、今年は5年程前に診断した方から、補強の依頼がきました。やっぱりやろうと。そう思った日が吉日です。

診断された方もされていない方も、ぜひご相談ください。診断、補強経験の豊富な建築士がご対応させていただきます。まずはお電話でご予約くださいませ。