Z制震化住宅
Z制震化住宅は、2006年に当社で開発した耐震補強用のZ制震化リフォームを新築住宅に合わせ発展させた新しい木造2階建て耐震住宅です。2012年より受注を開始し、Z制震化住宅を利用したO様邸(耐震等級3)を竣工いたしました。
一般に地震に強い建物とは、壁(耐力壁)が多い建物です。そして間取りはバランスよくが原則です。しかし住みやすさを優先するとそんなにうまくいかない ことが実情です。そこでZ制震化リフォームでは、構造計算を実施し合理的な強度を実現します。それでも揺れやすい部分が出てきます。その部分に揺れを減らすハイテク金物「仕口ダンパー」をいれ、更に安心感を高めた実用的な高強度住宅です。
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通常の木造住宅では実施されない構造計算を実施し建物の耐震性を確保します。木造2階建ては、特別なことが無い限り、壁量計算等の簡易な方法で耐震性を確かめます。Z制震化住宅では木造3階建てで必要な構造計算を全棟で実施し、耐震等級3相当の耐震性を実現いたします(もちろん品確法の耐震等級や、長期優良住宅にも利用できます)。
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一般的な木造住宅の基礎は、鉄筋コンクリートべた基礎。ただし標準仕様など一定の仕様で作ったものがほとんどです。なまあず本舗設計室では、より安全性を確保し合理的な基礎を作るため、一棟一棟構造計算により、その建物にあった基礎を設計しております。これにより無駄な部分の鉄筋を減らし、本当に必要な部分に鉄筋を加えることにより、より安全で経済的な基礎となります。
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大地震は1回だけでなく、繰り返しの余震が心配です。Z制震化住宅は、制震金物をいれることにより部材の損傷を減らし繰り返しの地震に有利な構造となっています。当然暴風・台風にも強い構造となっております。
木造住宅の間取りは複雑なため、どうしても強いところと弱いところがでてきます。そこで構造計算を行い建物の弱点を探します。そして弱点にコンパクトで 取り付けやすい仕口ダンパー等を使い補強するのでバランスのいい住宅となります。また偏心率が良くない場合も金物によって補正いたします。
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通常の木造住宅の場合、構造に詳しくない建築士が監理するため信頼性が低いです。構造事務所でもある当社構造設計の建築士が監理するため非常に信頼性の高い建物を実現できます。
もちろん一般的な部分は意匠専門の建築士が監理いたします。それぞれ得意分野に合わせてしっかりと監理します。
もちろん地元密着ということで、事務所と現場の距離が近いので、いつでも伺うことができる体制が整っているのも強みです。
Z制震化リフォーム
耐震リフォームの新しい形です
Z制震化リフォームは在来木造向けの耐震補強の新しい方法です。間取りの変更を最小限にとどめ、地震の揺れのエネルギーを吸収する補強方法なため、快適性をあまり損なわず、なおかつ繰り返しの地震に強い耐震補強の方法として注目されています。繰り返しの地震に対して仕口を守る ので、より安心して住み続けることができます。
最近の木造住宅は、長期優良住宅をはじめ非常に頑丈です。しかし昔の建物はそこまで強くはありません。その補強のために頑丈にすると非常にコストがかか り現実的ではない場合が多いです。そこでZ制震化リフォームは、あえてある程度揺れることによって倒壊を防ぐようにしています。その機能を最大限に発揮で きる仕口ダンパーを使用し、既存住宅の耐震性を大幅にアップいたします。
主な特徴
・耐震と制震の良いところをミックスする柔軟性
部材メーカーは自らの商品を使いたいために、補強方法を限定しがちです。フランチャイズに入会している耐震補強業者も同様の 傾向があります。なまあず本舗設計室は独立した設計事務所ですので制約がありません。よって建物によって柔軟に判断し、各部材の長所を活かした組み合わせ を実現できます。
補強精度を決定する耐震診断
Z制震化リフォームでは、3つの耐震診断方法を建物の向き不向きに応じて選んで対応しております。
一般診断法
精密診断法1
精密診断法2(限界耐力計算による方法)
一般診断法は、比較的新しく、ある程度の耐震性が見込めると思われるときに採用します。診断時間が短く価格も安価な反面、精度は精密診断に比べて落ちる傾向にあります。
精密診断法1は、当設計室のスタンダードな方法です。精密診断法2をやる前に行い部材の強度を確定いたします。
精密診断法2は、制震化リフォームに最適な耐震診断法です。粘弾性ダンパーなど制震部材を使って補強設計を行うことができます。ただし非常に評価が難しく技術的にも高レベルなものを要求されるため、行っている事務所は少ないのが現状です。
Z制震化リフォームでは、通常は、一般診断法により建物強度を診断し、補強案を作ります。精密診断法に比べて精度は落ちま すが、2012年改定によって一般診断と精密診断の差は縮まってきています。診断から補強設計までをスピーディーに行うため一般診断をお勧めしています。 もちろん精密診断法1でも実施できます。精密診断法2に関しては、一般診断法と組み合わせて診断・補強を行います。それぞれ向き不向きがありますので、詳 しくはお問い合わせください。
参考)なまあず本舗設計室使用の耐震診断・補強設計ソフト
・HOUSE-DOC(一般的な木造住宅用・助成金耐震診断用)
・木造建築物の限界耐力計算Ⅱ Ver2(限界耐力計算用)
・HOUSE-ST1、kizukuri(荷重計算、梁柱の計算用:構造計算ソフトを流用)
Z制震化リフォームを支えるハイテク部材たち
Z制震化リフォームは、その性能を高めるためにハイテク部材を使って補強を行います。

仕口ダンパー
Z制震化リフォームの基幹を為す鴻池組開発のハイテク金物です。主に寺社仏閣の補強に使われるほど信頼性の高い製品です。 15センチほどの小さな金物ですが、内部には本格的な粘弾性体が入っており、地震がきたときの揺れのエネルギーを吸収します。財団法人日本建築センター、 財団法人建築総合研究所の両機関の技術性能証明を取得していて非常に信頼性の高い金物です。一戸あたりの金物の性能は小さいので数をバランスよく配置する ことが必要です。
地震のときの揺れのエネルギーを吸収するだけでなく、木造の柱と梁の接合部(仕口)保護し、損傷を最小限に抑えることができます。大地震時は繰り返し余 震がきますので、大地震後の余震にも威力を発揮します。そのため耐力壁の損傷も結果的に最小限度にとどめるため安心して住み続けることが可能性が高くなり ます。
耐震リング
仕口ダンパーの改良版の耐震リングも利用できます。こちらは、樹脂製で軽量。温度変化や速度変化に強く、建物外周面でも安心して使えます。価格はちょっと高いですが、場所によってどちらを使うか?適切に判断します。
コボット
ステンレスブレースとして使うことも、柱頭柱脚の仕口金物としても使える万能金物。ステンレス製で錆びません。まるい卵ににた形状で、地震時に木造の柱や土台を痛めにくい形状をしており、仕口ダンパーとの相性も良いです。
アラミド繊維
劣化した梁の補強・補修のために利用します。コンクリートの補強にも使われる特殊な繊維シートで、梁の割れなどを補強するの に十分すぎる性能があります。また金物と異なり結露しにくいので、木材にもやさしいです。本格的な劣化に対しては部材の交換などが必要ですが、軽度のもの はアラミド繊維で対応いたします。
Z開口耐力フレーム
窓まわりの補強に有効な開口耐力壁で3種類あります。周囲の壁の状況により最適なものを選択します。
Z狭小耐力壁
石塚建築設計事務所オリジナルの45センチ幅の制震耐力壁です。仕口ダンパーの施工性を活かして幅45センチでも有効な性能を発揮させます。また幅に関して融通が利くのも特徴です。玄関袖壁などに施工したいときに威力を発揮します。
Z制震化リフォームの価格
通常の耐震リフォームより、安くなることがありますし、逆に高くなることもあります。基本的に、ある程度壁がある場合は安くなり、非常に弱い場合、高くなる傾向があります。その場合ある程度の耐震化を行ってから制震化を行うことになります。
Z制震化リフォームのQ&A
Q1:Z制震化リフォームの特徴は?
A1:従来の耐震補強に、制震金物を加え、より適確に建物の弱点を減らしていく合理的なリフォームです。
Q2:制震化すると地震の揺れがなくなるの?
A2:いいえ、地震の揺れは軽減されますが、劇的にというものではありません。
Q3:他社の制震との違いは?
A3:他社のものは、製品ベースですが、弊社のものは、耐震制震をミックスしよりよい方法を選択できるのが特徴です。
Q4:耐震補強との違いは?
A4:基本的には変わりません。従来の耐震補強をベースに、さらに建物の弱点を補正していく上位互換のようなものと捉えていただいて結構です。
一般的な耐震補強や制震補強との比較
| 従来の耐震補強 | その他の制震補強 | Z制震化リフォーム | |
| 基本手法 | 壁を増やす 壁を補強する |
壁に制震部材を埋め込む | 壁を増やす 壁を補強する 柱と梁の間に制震部材を施工 |
| 施工手間 | 非常に手間が多い | 取り付けに手間がかかる 複数の取り付けが必要 取り付け箇所が限定される |
取り付けは比較的簡単 他の制震に比べたくさん取り付けが必要 間取りの変更が少ない |
| 見積 | 非常に難しく複雑 わかりにくいので、利益をたくさん 乗せている可能性も |
見積もり作業はシンプル ただし高価 |
見積もり作業はシンプルだが、 部屋の性質により複雑化することも |
| 耐震診断 | 本格的な耐震診断が必要 | 本格的な耐震診断とともに 制震部材にあった調査が必要 |
信頼性の高い当事務所オリジナル耐震診断 (耐震診断マニュアル準拠) |
| 欠点 | 診断・補強者のレベルにより 効果・コストが非常に異なる |
新しい住宅には向きません 強度が弱すぎる住宅には非効率です |
新しい住宅には向きません 強度が弱すぎる住宅には非効率です |
| 向いている建物 | 通常の木造住宅全般 | 通常の木造住宅全般 大壁の建物 |
比較的新しい建物から古い建物まで応用できます。 |