ウッドショックと弊社の対策

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おはようございます。

東京都では、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言は6月も継続されるようです。

飲食業を始め大きな影響がでていますが、建築界も副次的な影響が深刻になってきました。

いわゆる「ウッドショック」なるもの。この言葉が出てきたときは、一般のニュースではあまり取り上げられませんでしたが、現在は普通にニュースでも流れます。簡単に行ってしまえば、国内で住宅に使われる木が大幅に不足してしまって騒ぎになっていることです。

弊社でも一部の物件で影響が出てきていますが、今のところ限定的です。木を使うリフォームは多いものの、今のところ入手に問題はなく、多少の仕入れ高変動で納まっています。新築に関しては影響がでそうですが、プレカット屋さんや建材屋さんとの情報交換により、それほど影響がでない対策を講じていますので、数年以上の長期化でないかぎり、特に心配はありません。

ただし、計画から竣工まで短い案件はお受けできないケースがあります。スケジュールに余裕を持たせなければ、いたずらに高い材料を買わされる危険性があるからです。無理のない余裕をもったスケジュールで対応すれば、特に怖いことはありません。この点、十分にご留意いただければと思います。

弊社は、木造構造計算を多数行ってきており、建売業者から建築家までたくさんのネットワークがあり、そこから情報を入手しています。その情報を総合すると、今はまだ大きく騒ぐ段階ではありません。国産材の流通も進んできており、秋口以降に需要が一段落すると予測されるため、とりあえず夏の施工をできるだけ避けながらスケジュールを組ませていただいております。新築施工するなら、冬場を狙い今から準備しましょう。