謹賀新年
旧年中はお世話になりました。
令和2年も皆様にとって良い年でありますように。
株式会社なまあず本舗
代表取締役 石塚武志
令和元年もあっという間に終わり、令和2年。というより2020年という言い方のほうがふさわしいでしょうか?
言うまでも無く東京オリンピックの年です。オリンピックスタジアムが建つ建たないで議論されたのが嘘のようにきれいなスタジアムが完成し、あとは選手が誰が選ばれるか?が焦点になっています。日本はいろいろ問題を抱えながらもここまで来ました。オリンピックのおかげで景気が良くなったという気分がないだけに、オリンピックが終わっても極端に悪くならない、と思われます。
ただ若い人を中心に人材難、人口減が顕著で、このままで大丈夫か?と感じてしまいます。しかし予めわかっていること。ロボットやAIの助けで乗り切れると思っております。問題は、そのようなものに頼るにしろ、時代は確実に変わっていって今のままではないということです。時代の変化についていくことが必要なのです。
建築では、CADや構造計算が使えるだけではなく、プラスアルファが求められます。これらがAIが導入されるのには、それほど時間がかからないと思います。操作の熟練よりも、図面のチェック精度の更なる向上や、設計内容の理解、生活様式の理解、高度な説明、自然環境の変化への対応など、より一歩踏み入った内容が求められるようになります。設計の3D化、可視化は更に進むと思います。現場の理解レベルが下がってきていることも深刻ですが、それに合わせていくことも重要です。
おそらく構造屋は構造の理解だけでなく、意匠設計の理解も必要なり、意匠屋も構造設計や現場のより深い理解が必要になります。そういう分野的なものを取り払い、建物を総合的に見る目が必要になると思います。目の前の作業だけをやっていったり、会社が言っていることを忠実にやっていれば乗り切れる時代は終わりに近づいています。
というわけで、2020年は、時代が切り替わる節目になると思っております。なまあず本舗もそのような時代の流れに取り残されないように頑張っていきたいと思っておりますので、引き続きよろしくお願いします。