なまあず住宅相談 第5回 お風呂の水が濁ったら?

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なまあず本舗には、住宅の様々な相談が入ってきます。その中から多い質問、特徴的な質問に対してお答えする「なまあず住宅相談」。第5回は、お風呂の水が急に濁ったら?という比較的多かった相談です。

新築ですぐに濁った例 N様の場合

新築の建売を購入されたN様。引っ越してお風呂に入ったら水道から茶色い水が・・・。もちろん新築で引き渡し後すぐなので、購入元に連絡してすぐに来て貰うことに。これが意外と重要で、まあいいや、後で連絡しよう、というのは駄目です。これから長く住む建物です。最初が肝心ですよ!!

この際私のアドバイス通り、N様はすぐに原因究明と修理を要求しました。まあ当たり前ですが。しかし打つ手打つ手が失敗します。それは、その販売元が工事をした下請けに責任を持って直すように!と押しつけたからです。まあよくある話ですね・・・。原因もわからずいろいろ交換しました。それが確率が高い方からではなく、修理価格が安い部分から、だったのが問題でした。しかしこの方は良い方で、少しずつ原因範囲を狭めていき、正解に辿り着きました。引っ越したばかりで若干不快な思いをしましたが、その後は快適で10年以上暮らしていても同じような事象は発生しませんでした。ちなみに原因は当初の予想通り、建物内部の配管の施工不良でした。外部直しても直りませんよ・・・。

風呂だけでなく水道も濁った例 A様

中古のマンションを購入されたA様。引っ越して間もなく風呂の水が濁ったことに気がつきました。水道屋さんを呼んだところ「水道も濁っていますが・・・」。気がつかなかったんですね。風呂だけでなくすべてということがわかりました。他の住戸では問題が発生していなく、その住戸内のすべての水道が・・・ということで原因がすぐに特定でき、めでたくすぐに工事終了です。自分の思い込みだけで判断するのは良くないですね。きちんと年配の詳しい水道屋さんにチェックして貰ったのが良かったです。ちなみに水道屋さんの話ではそれほど酷い状態ではなかったが、長く使っていなかったので・・・ということらしいです。

やはり、早めに相談ではなく、早めに水道屋さんに来て貰ったのが良かったです。よく無料住宅相談などにいく方が多いですが、水廻りのことは日々影響がでてきますので、素早く対応が一番です。特に水漏れ・雨漏りなどを含む水に関するトラブルは建物の寿命に影響するだけでなく衛生面でも影響が大きいのです。またトラブルの種類も多岐にわたり、なかなか原因が特定できない場合もあり、どんな事情があるにせよ、早くしなければなりません。この問題で失敗する事例は、保険適用で直そうといろいろ考えて時間が経ってしまったり、販売主・施工店に責任を押しつけようとしてその交渉で時間が経ってしまったり、補償問題でもめたり・・・が多いです。面倒なので後でも多いですね。またネットで調べまくって満足されている方、出てこないので思いあぐねている方も多いですね。思い当たる方、ぜひ素早い行動を!!