おはようございます。清々しい天気に恵まれ府中は・・・選挙カーが行ったり来たり。皆様いかがお過ごしでしょうか??
最近、ツーバイフォーの耐震診断の問い合わせが多いので、ここで本舗のツーバイフォーの耐震診断の特色を書いてみたいと思います。
まず、診断法は、建防協の一般診断法と精密診断法です。在来と違い、正直ほとんど差はありません(・・・)。また出来ることも限られています。そこで本舗ではオリジナルの内容を含めて、より効率良くより現実的な診断を心がけています。
まず一般診断法は、図面診断に告示チェックを加えています。ツーバイフォーは材料の名前と勘違いしている方もいらっしゃいますが、実は仕様規定が在来木造より厳しいのです。それを守らないで建てている建物が非常に多いのが現状です。中にはツーバイフォーといいながら、ほとんどツーバイフォーでない建物も散見されます。目視による調査に限界がある一般診断で効率的に診断するために、構造設計の技術を取り入れ安価ながら比較的的を射た内容にしております。
ただ劣化などは限界があります。そこで精密診断法では、サーモグラフィーによる調査を標準としています。サーモグラフィーは温度差を色で表現するもので、インフルエンザの空港などでの検査などでも見ることがあると思います。建築調査でも非常に有効な道具です。ツーバイフォーは気密性が高い反面、壁内に水が入るとあっという間に腐ってしまうことが多いです。そこで水分が入っている壁を見つけ出し、目に見えない劣化にできるだけ気づけるように導入しています。またスタッドの位置、断熱材の施工不良なども見つけることができますので、非常に有効な手段といえます。あくまで温度を見る道具ですので、目安にしかならないという欠点に目をつぶっても調査で利用したいです。よって本舗では、ツーバイフォーの診断は精密診断法をお勧めしています。
他にもツーバイの構造計算を数百棟行ってきた経験からの診断、磁石などをつかった調査など、通常の耐震診断しかできない事務所の診断とは大幅にグレードが違います。また補強設計・工事の経験もありますので、いざ補強となっても安心しておまかせください。価格的にも在来の診断とほとんど変わらない(若干高い)レベルに抑えております。ツーバイフォーの耐震診断をお考えの方は、気軽にお問い合わせください。
参考ページ:ツーバイフォーの耐震診断(なまあず本舗設計室)