4月初の耐震診断

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こんにちは。今日は雨。しかも本格的(涙)。そんな日に限って遠方の耐震診断です♪早朝から元気に行ってきました。

今日の診断は、市外のお客様。子どもの夫婦と一緒に住むために大規模リフォームを行ないたいというO様。その前に耐震性を確認しておきたいとのこと。診断を行いながら、ご質問にお答えしていきました。耐震工法や、住みながら工事ができるのか?この柱は抜けるのか??どうやってこのあと勧めればいいのか??疑問は尽きないと思います。出来る限りお答えさせていただきました。その場でお答えできなかったことは、診断の報告日に改めて説明させていただきます。

現在はリフォーム屋さんも耐震診断を実施していますので、普通ならそういうところの診断を受けて設計してもらいリフォーム工事を行う・・・というのはワンストップで済みますし価格も安いように思えます。しかしながら、難しい案件では、それぞれのプロが揃っていないところも多いので、設計事務所に頼むというのも一つの方法です。

リフォーム屋さんに直接頼むと相見積もりもしにくいし、しても時間がかかりすぎてしまうという欠点もあります。設計事務所なら、相見積もりの管理も行ってくれるので公平な目で見積もりを行う事ができます。費用が高いんじゃない?と思うかもしれません。私もそう思うのですが・・・あくまで過去のデータですが、結果的にあまり差がないのです。しかもある程度の費用(おそらく400万円程度以上)になると、設計事務所経由のほうが安いケースが多くなります。あくまで私の感想ですが・・・。

確かに、最近なまあず本舗でも耐震リフォームをよく行いますが、こちらは正当と思える金額を請求(これは高いといわれる)しても、工事費等の合計金額を「安い」といわれるお客様が多いのに正直驚いています。ちなみにできるだけ費用は抑えたいとは思っていますが、損してまで仕事をしたいと思うタイプではないですし、施工業者にも利益を上げてもらいたいわけですから、強引な値引きを強要しているわけでもありません。安かろう悪かろうは嫌いですし、それなら設計事務所に依頼すべきではないと思っております。それなのに安めに感じていただいている・・・。不思議な感じですが、実際良く考えるとそう不思議ではありません。広告などを入れている安価なイメージのあるリフォーム屋さんは、当然宣伝広告費も高く、雇っている社員数も多いので、経費は非常にかかるからです。広告を入れないと集客できず事業が継続できませんから。そのかわり多くの仕事をするので、仕入れ価格は安いというメリットはあります。しかし以前にくらべ仕入れ価格の差は縮まってきていて、多くかかる経費をカバーできるか?は疑問ですね。

設計事務所の場合、設計費をいただいているので、工事で儲けを増やす工事をしない・・・ということが当たり前です。設計料で利益を上げているのだから当たり前ですね。また頭脳労働が基本ですから、考えて節約方法や、経費節減なども行うことが比較的しやすいのです。

メリットデメリットを考えて、お客様にあう方法が見つかることを願っています。絶対という方法はないと思います。選択肢はいろいろあることをまずは知っていただければ、と思います。