未知の災害だってたくさんあるのです


地震・雷・火事・親父・・・・昔の人が怖いといっていたものです。先の3つのうち地震は今でも怖いけど、最後は・・・。また中の二つもかなり被害は減りつつあります。

そんなことはさておき、天文ファンなら誰でも知っているオリオン座の一等星、ベテルギウスが、近いうち(星の近いうちというのは数百年も先も含みます!)に爆発するかもしれないと話題になっています。

ベテルギウスは、冬のオリオン座の赤い星。超巨大な星で、太陽の約900倍(異説あり)というべらぼうに大きいです。この15年で15%も小さくなるなど、爆発の兆候が見られるそうです。

600光年(光の速さで600年)以上離れた、気の遠くなるような遠さの星ですが、天文学上では結構近所の星。地球から見られる恒星では、太陽の次に視直径(地球から見える見かけの直径)が大きいことで知られています。つまり近くて大きいのです。

そんなベテルギウスがもし爆発すると、超新星爆発という宇宙的にも非常に大きな爆発が起こる可能性があるのです。これほど遠くても地球に影響がでる可能性はあります。

なにしろそんな大きな爆発が地球の近くで発生した歴史は人間が発生し記録している範囲では1回もありません。歴史上、唯一記録が残っている比較的近い超新星は、1054年7月4日(それでもかなり古いですね)、世界各国で観察された、おうし座の超新星で、中国、日本、アラブにおいて、23日間にわたって日中でも!見えるほど輝いた記録が残っています。また653日間も夜空に見えた、大爆発です。もちろん当時の詳しい観測があろうはずもないですが、その残骸は、現在でも「かに星雲」という有名な星雲として名付けられています。これも宇宙的には太陽に近い7000光年離れた場所でしたが、ベテルギウスはその1/10。しかも大きさは、そのときを凌ぐ可能性があるわけですから、少なくとも地球から月と同じ程度の明るさになる可能性があります。

そして、超新星爆発には不明点も非常に多いのですが、ガンマ線が飛んできて、地球のオゾン層を傷つけ消滅させる可能性もあります。すると人類・生物に有害な宇宙からの光線が地上に降り注ぎ、多大な被害がでる可能性も残っています。

地球の誕生からの年月を見れば、人間が登場してからの時間なんてほんの一瞬です。その一瞬ですべてをわかっているような顔するのは傲慢です。たぶん、人間が生まれる前には、我々が知らない災害はいっぱいあったんでしょうね。恐竜の絶滅だけでなく、さまざまな謎が地球には残されています。そんな災害に備えることは不可能です。だからこそ予測できる災害に関しての備えくらいはしっかりしておかないと!と思います。