庭があるということ

この記事は約2分で読めます。

なまあず本舗設計室の前には、庭があります。

昨年の春に手作りで作ったのですが、思いの外評判です。世話は結構面倒ですが楽しいです。所員みんなで大事に育てています。

さて、地球温暖化に植物などがいい!ということは知っているでしょうし、緑のカーテンで節電!という試みも飽きるほど聞いていると思います。そこで今回はこの庭をサーモグラフィーで調査しました。

まず芝生です。

日当たりがいいので、ここは冬でもいつも暖かいです。今日は暑いですが。ここをサーモグラフィで見ると・・・

数字は温度です。アスファルトや、切り株状のセメント置き石は、40度を超えています!しかし芝生の上は、27度から33度程度とかなり涼しくなっています。これだけでもアスファルトなどに比べて涼しいことが分かるはずです。都会が暑いのも納得できますね。

サンパチェンスの鉢です。まだ大きくなっていませんが、水蒸気を発散し涼しくしてくれると話題の夏向き植物です。

当然、葉の下は日影になり温度が下がります。土は直射日光を受けると温度が急激に上がります。しかし上部に植物があると日影になり、湿度も保て温度も下がります。サンパチェンス自体も温度が低く、植物が温度を下げることに寄与していることを実感出来ます。鉢などが35度を超えていることからも、驚きの結果ですね。

旧甲州街道です。画像が暗めですが、ちょっと日が陰った程度。暑いです。

この通り、道路は、暑いところは40度を超えています。庭は青で涼しいことがわかります。それでも25~30度程度。庭は、涼しくしてくれますが、周囲の温度よりも低いというだけで、劇的に涼しくするものではないようです。つまり、アスファルトなどが減り、緑が増えれば涼しくなるのでしょうけど、わずかでは効果が少なく、みんなで力を合わせて緑化していくことが必要なのです。皆様も少しずつ緑を増やして、少しでも夏を涼しくしてみましょう。意味のある試みだと思いますよ。