防災上のスマートフォン、携帯電話の備え

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すっかり災害大国?になってしまった日本。そして地震に備えることを声高に言っていたら、雨や風。そんなわけで多方面に備えなければならないような気がしますが、そんなことはありません。どれだけ備えたって完璧ではないですし。特に心配性の方はもう既にある程度備えていることで応用できます。しかしながら備えていない人が意外に多いんですよね。

今日は、通常の生活や仕事にも影響が出ると思われるスマートフォン・携帯電話のお話。

スマートフォン等は、人によって使い方が違うのでバッテリーの持ちなど気にしない人が実は多かったりします。しかしながら災害時には通常よりも多くのバッテリーを消耗します。まずつながらないので何度もかけたりします。電波も不安定だったりするので余計にバッテリーを消耗します。今から購入する方は以下のことを気をつけてください。

1,できるだけバッテリーが持つものを選ぶ

2,過去の機種と互換性を持つものを選び、過去のものはフル充電して閉まっておく

3、モバイルバッテリーは複数持つ。

4,コンセント以外の充電環境を複数持つ

5,対応バンドが多い機種を持つ

6,複数のスマホを持つなら、同じキャリアだけを持つことを避ける

7,多機能ものは必ず1つは持つ。おサイフケータイ、FMラジオ、ワンセグ、防水、DSDVなど

スマートフォン等のインフラは使えなくなるケースがあります。しかし大規模災害ともなると長期戦です。長期戦になると、意外とスマホの電波、テレビやラジオは復旧が早いです。そんなときにそれらの機械が使えなかったら・・・というのは悲しいです。過去のガラケーでワンセグが付いているものは、フル充電して閉まっておきましょう。出来れば充電器と一緒に。常用機はできるだけバッテリーが保つ物を。別に高いものを選ぶことはありません。現在のAndroidなら、Aquos sense3とか防水でバッテリーがついていておサイフケータイがある・・・。そんな感じがいいでしょう。災害直後はおサイフケータイなんて使えませんが、避難時とかで使えるようになると強い味方です。何しろオートチャージ機能があれば、銀行に行かなくてもしばらくはしのげます。もちろんペイ機能も重要です。できれば楽天ペイやPayPayなど基本的なペイも契約しておきましょう。復旧のスピードはどれが早いかわかりませんからね。

コンセント以外の充電環境は、たとえば自動車のシガレット部分とか。太陽光の比較的小さなパネルと蓄電池は持っておくと威力を発揮するかもしれません。モバイルバッテリーも複数持ち、使い回して容量がゼロにならないようにしましょう。

あと、意外に忘れ去られるのが、複数スマホ持ちの場合。ドコモとauのように複数のキャリアを持ちましょう。格安スマホの場合もauが主体なら、docomo系格安スマホを持ちましょう。ソフトバンクのときは、Yモバイルと組み合わせないで、ドコモ系かau系を組み合わせるようにしましょう。災害時はどこも混乱しますが、その度合いはキャリアや地域によって異なります。複数台を持つときは鉄則です。また特に格安スマホを持つときは対応バンドが多いものを持ちましょう。auでもドコモでもソフトバンクでも使えるのなら、周囲の人と端末を共同利用できる可能性があるからです。また同じキャリア内でも特定の周波数が止まる可能性もあるので、そんなことがなくても周波数が多いのに越したことはありません。

過去のスマートフォンは売ってもいいのかもしれませんが、今使っているものと互換性があるなら、一台は残しておき、いざというときのために充電して閉まっておきましょう。

ちなみに私は、auを主体、サブはocnモバイルone(ドコモ系)、会社社内用はYモバイルです。Zenfone3などまた使える過去のDSDS機は保存しています。またいざというときのワンセグ・通話用として、ガラホ(SHF33など)も保存してあります。少なくともこれだけあれば、通信がどこか1つでも回復すれば連絡ができる可能性がありますから。まあここまでは普通いりません。

個人的には、バッテリーが持ちDSDVのSIMフリー版のaquos sense3を主力、その他の機種をサブに、もしくは逆といった感じをお勧めします。DSDVのSIMフリー機は汎用性が高いので一台は持っておくといいと思います。