打ち水の効果と輻射熱(照り返し)の恐ろしさ

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こんにちは!!今朝のニュースで、今日はこの夏一番の暑さになるかも??とありました。さすがに慣れてきた人もいるようですが、体力が厳しくなってきた人も多いはず。無用の外出は控え、日が当たる場所はできるだけ避け・・・など初歩的な対策をお忘れ無く!!

今日の事務所の前の路面温度は約60度。芝生は40度程度。芝生の優位性を感じますがそれでも暑すぎます。

これは、照り返しが暑いというだけでなく、周囲の建物に熱が到達し、冷房効率を更に悪くします。ちなみに府中の気温は35度ほどでしたが・・・

上部にバルコニーがあり、直射日光が当たらない、本舗の外壁の温度はなんと43度!!つまり気温より暑いのです!!!。これは照り返しの温度です。

もし事務所全面が芝生だけで広がっていたら、照り返しが当然少なくなるので、この温度も下がったでしょう。つまり熱を持ちやすい道路は建物を更に暑くし、冷房効率も悪くしている可能性が高いのです。

さて、打ち水すると、一気に表面温度が下がります。これは水が冷たい、というよりも水が蒸発して気化するのときに地面の熱を奪っていくからです。そのため水がお湯状態にぬるくても効果はあります。しかしアスファルトなどの上では効果は限定的です。確かに少しの間涼しい気もしますが、焼け石に水状態です。

こちらは画面下側(手前側)から芝生に水をあげています。芝生はただでさえ温度は低いのですが、水をある程度溜めることができるため効果が持続します。またアスファルトの散水よりも全体的に効果が高いです。もちろん照り返しの影響も下がりますので、建物に入る熱の量も減ります。もっともこれくらいの面積では効果は薄いと思います。なので1人1人が少しずつ緑化に協力し都市レベルで緑化を推進していく必要がありますね。照り返しを建物に到達させないためには、窓先に緑のカーテンなどで遮ることも効果が高いです。1つ1つは確かに効果が薄いのかもしれませんが、その積み重ねしかないのです。確かに建物内はエアコンでいいかもしれませんが、都市レベルで温度を下げる方法はほぼありません。皆様も少しずつ努力して緑化し、高温下を少しでも低減していきませんか??