夏の暑さも工夫次第

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おはようございます。

暑い日が続きますね。といっても豪雨やら天災にあうよりよっぽどマシだと思わなければなりません。改めまして被災者の皆様にお見舞い申し上げます。

とはいえ、暑さも死ぬことがありますので油断はできません。十分な水分をとって無理に動かないようにしてください。

実際に数値で見ると恐ろしいことがわかります。なまあず本舗ではサーモグラフィーという視覚的に温度分布がわかる装置を常備しています。断熱設計、点検や耐震診断、雨漏り診断などで利用しています。もちろん普通に温度がわかるので、いかに日中の暑さが危険か?を調べて見ました。

昨日の事務所の前の道路です。

左が普通の写真、右がそのサーモグラフィーの温度です。この写真無いでは白い部分が暑く、暗くなるほど温度が低くなります。また中央の温度が左上に、最高温度が右上、最低温度が左下です。日影はやはり温度が低くなっていますね。日当たりの良い場所の最高温度はなんと63度!!!これが照り返してくるわけですから暑いわけです。日影も43度ありますが、その差は20度!!できるだけ日影を歩きたいものです。

さきほどの写真のちょっと右側で店頭の緑化している部分です 日影で緑化していれば涼しいのは当たり前。それでも地表で28度あるんですけどねえ・・・注目すべきは日明が良い緑化の部分も涼しくなっていること。緑は見た目にも涼しいですが、実際葉から水分を出したりすることもあり涼しいのです。反対にアスファルトやコンクリートは熱を貯めやすいので・・・大変です。打ち水でもすればいいのですが、効果は長く続かないですからねえ・・・。

さらに引きで今の部分を撮影して見ると、手前の芝生が写ります。見てわかるように道路より芝生のほうが温度がかなり低いですね。また同じ日影の場合コンクリート部分のほうが温度が低いです。つまり熱しやすく冷めやすいコンクリートは、冬場の日影の場合、芝生なんかよりも温度が冷たいのです。そうかんがえると夏でも冬でも温度調整してくれる芝生などはもっと積極的に使っていった方がいいです。屋上緑化など積極的に推進しているのはそのためですね。ちなみに芝生の中に円状のものは飛び石です。石はやっぱり熱しやすいのです。タイルなども同様です。

そんなわけで、夏場は日当たりのある場所をできるだけ避けましょう。また緑のある部分は見た目だけでなく実際も照り返しも少ないし、温度的にも有利になっています。エアコンも重要ですが、このような知識を身につけて、少しでも快適に夏を過ごせれば、と思います。