増築について

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木造住宅の良いところとして、大工さんが簡単にリフォーム出来る点を上げる人がいます。昔は増築もたくさん行われてきました。木を使っての工事は比較的手軽で家族構成が多くなると増築して部屋を作ることも多かったようです。中には平屋建ての上に2階を建てる人もいました。

さて、2018年現在、そのような増築を見ることは激減しました。役所などのチェックも厳しくなり申請なしで増築する業者も減ってきました。

そもそも増築は申請が必要で、しかもその下ろし方が特に明示されていなかったから、増築が流行した、という側面もあります。現在は、増築手続きも制度化され、また未申請で増築した場合のペナルティもネット等を通して知られてきています。

例外として、建ぺい率や容積率等を満たし、防火地域・準防火地域以外の地域であれば、床面積の増加が10㎡未満の増築は申請なしで行うことができます。申請なしだから勝手にやっていい!ということではなく基準法に適合する必要はあります。

上記以外の場合は、申請が必要です。ただし、手軽にできるわけではありません。まず現在の建物が確認申請されていて検査済証があり、その検査済証と建物が合致していなければなりません。もしそうでないと時間と手間がかなりかかることになり、最悪申請が不可能、ということもあります。なので増築を行う際は、事前に建築士に調べて貰って慎重に進める必要があります。

東京の場合、防火地域・準防火地域が多く、敷地面積も狭く、建ぺい率、容積率ギリギリで建てるところが多いので、意外とハードルは高いです。ただ条件を満たせばできますので、気軽にご相談ください。