省エネ住宅に出てくる用語

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こんにちは

今日は省エネ住宅の設計をしている用語と記号についてご紹介します。

外皮性能の計算をする時によく出てきます。省エネの効果の程度を表します。

 

①熱伝導率 λ(ラムダ)

材料の熱の伝わりやすさを表します。単位はW/m・kです。

②熱抵抗 R(アール)

材料の熱の伝わりにくさを表します。単位はW/m・kです。

③熱貫流率 U(ユー)

床、壁、窓などの部位の断熱性能を表す値です。単位はW/m・kです。

④日射取得率 η(イータ)

日射熱の室内への侵入の程度を表す値です。値が小さいほど遮蔽性能が上がります。

⑤温度差係数 H(エイチ)

隣接する空間との温度差から、部位の熱損失量を補正する係数です

⑥方位係数 ν(ニュー)

方角や地域によって係数が変わります。

⑦窓の冷房期の取得日射量補正係数f(エフ)

庇等の日よけがあると、日射熱の進入割合が変わります。

⑧単位温度差あたりの外皮熱損失量 q(スモール・キュー)

内外の温度差1℃の場合の部位の熱損失量の合計です。外皮熱損失量とも言われます。

⑨単位日射強度あたりの冷房期の日射熱取得量 mc(エム・シー)

住戸が取得する熱の冷房期間平均値のことです。夏の住宅全体の日射熱取得量をいいます。

⑩単位日射強度あたりの暖房期の日射熱取得率 mH(エム・エイチ)

住戸が取得する熱の暖房期間平均値のことです。冬の住宅全体の日射熱取得量をいいます。

⑪外皮平均熱貫流率 UA(ユー・エイチ)

ほせ屋根、天井、床及び開口部などを通過して外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均化した値です。

値が小さいほど省エネルギー性能が高いです。

⑫冷房期の平均日射熱取得率 ηA(イータ・エー)

窓から直接侵入する日射による熱と、窓以外から日射の影響で熱伝導により進入する熱を評価した指標です。

日射により建物内部で取得する熱量を冷房期間で平均し外皮等面積の合計で除した値です。

ちなみに⑪と⑫のAは平均という意味です。