H様邸耐震補強

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こんにちは。ただいま出勤いたしました。午後3時・・・。はい現場から帰ってきました。

本日よりH様邸の耐震補強工事が始まりました。私は現在K様とO様の工事も見ていますので3棟平行でやらせて頂いております。

H様邸は、新築ほやほやの木造3階建て。以前から揺れるということで相談を受けていました。構造計算書からチェックさせていただき、計算間違えなどはありませんでしたが、構造上揺れやすい建物でした。しかも欠点が明らかなので、そこの部分のみ重点補強を行う形となりました。吹抜けの補強、柱の追加、制震部材の設置です。珍しく壁補強を行わないのは、建築基準法上、構造計算においても適法であり、耐震診断でも大きな欠点が見つからなかったからです。このようなケースで補強するのは稀で、普通は断るところですが、見た目にも不安定であり、確かに揺れが多いので今回引き受けました。

短期間の工事とはいえ、完成した住宅に柱を入れたり火打ちを入れたりは案外難しいものです。今回も信頼のおける施工者に依頼しました。柱を継ぐ部分は見ていても緊張しましたね。同じような現場は何度も見てきているのですが。思ったよりすんなり行きました。事前準備がしっかりしていたことが勝因でしょうね。火打ちまで入れたところで私は帰ってきました。あとは石膏ボードを貼ってクロスを貼るだけです。

明日は外側です。こちらも工数の少ない工事ですが、手間がかかります。腕の見せ所です。こちらも設計通りの性能が出てくれればお客様に満足いただけると思っております。頑張って監理いたします!